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狂戦士レヴァンの誕生 #3-27
超短いです
「すみませーん」
王城で見回りをしている兵士の背中に向かって、ファルナが声をかけた。
「何だね。もう少しで私はパレードの警護につかなくてはいけな……」と振り返った兵士に向かって、レヴァンとドライが殴りかかる。やがて兵士が気絶すると攻撃を止め、その装備――甲冑やら剣やら――を拝借した。
「いやー、悪いな」と気絶した兵士に向かって、ドライが詫びる。
同様に二回繰り返し装備を三つ手に入れると、三人とも装備した。
レヴァンの作戦は、兵士のふりをしてヴァリウスの近く行こう、というものだった。確かに、これなら怪しまれない。しかし、ヘマをするととんでもない事になるのも事実。ハイリスクハイリターンだった。
「さてと。これでパレードに出られるね。すごく動きにくいけど」
「いざとなったら、脱げば良いだろ、こんなくそ装備」
「あのー、私は」
「ファルナさんは魔術専門だから、その格好で呪文を唱えれば良いんじゃない?」
「そうね」
三人は、パレードでヴァリウスの乗る馬車を目指して歩き出した。




