表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
虎倉街の偽の射影たち  作者: 主道 学


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

13/54

学校へ行ってみよう その7

――――


 フカフカッ、フカフカッ、フカフカッ……。


「うーん……」


 チュン、チュン、チュチュン……。


「ほひいちゃん! ほひいちゃん! 起きて!!」


 微睡みから目が覚めると、光がパンを頬張りながら、俺を起こしていた。だいぶ意識が覚醒してきた。それにしても、昨日の夕食は豪勢だったな。キャビアなんて初めて見たし、食べたっけ。


「おっはよー……うん?」


 そういえば、昨日は光が別々の部屋は嫌だといい。結局、同室で寝ることになった。天蓋付きのベッドがおあつらえ向きに二つあったので、そこで即爆睡したんだった。


 正直、疲れていた。

 まだ、この世界での現実感がまったくない。

 辺りを見回しても……。

 頬を抓っても……。


 この部屋にも、至る所に置かれた高級そうな壺に、黄色い花が活けてある。それと、この部屋はとても大きくて、片隅に見たこともない大型テレビがある。


 その大型テレビには、また天気予報が流れていた。


「今日は世界各地で……の祭りが……ありますね。いやはや、ここは影の世界ですからね。仕方がないんですよねえ。では、皆さん毎月の避難訓練を忘れずに。それでは今日の天気です。……今日は時々、雨が降るでしょう。あ、それとお昼ごろから傘が降りだすようですね。お昼頃から帰宅する方は、十分に気をつけて帰りましょう」

 

 小春という気象予報士はやはり平然としていた。


「うぎっ! 傘ーーー!! 雨の間違いだろう!!」

「おにいちゃーーん! それより遅刻だよーーー!」

 部屋の中央の柱時計を見ると、午前9時!!

「恵さんは、どうしたーー!!」

「ほえ、だって今日は日曜だから学校は休みだって……」

「……」

 


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ