表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女神、動きます  作者: ラ・グゥ
8/36

継承

シャタワリの能力は判明したものの、それは何の打開策にもならない。


むしろ絶望のスパイスとなるだけ。


「あんなバケモノにどうやって勝てって言うんですか…。

命がいくらあっても足りませんよ…餌になるだけです…。」


『倒す方法は必ずあるはずですよ。神が簡単に弱音を吐いてはいけません。』


そうは言っても…。


攻撃そのものを『破壊』するようなヤツをどうやって倒すのか。


「…私が不甲斐ないばかりに……今も現在進行形で世界が破壊されている…なんて……もう考えたくもないです…。」


『誰もあなたを責めることは出来ませんよ。大丈夫。ほら、私の膝で大泣きしなさいな。』


「い!?……いえ、そういう気分では──。」


『ほら、遠慮せずに!』


「ムゴォ…!」


『あらあら、膝よりお胸が好きなんですか?ああ、何てかわいいんでしょう。

気の強そうな顔して案外甘えん坊なんですね。そんなギャップに私萌え死にしてしまいそうです。ホントかわいくてかわいくて仕方ないですねー、よしよし。』


「ムゴォ!ンムグ、ンムゥゥゥゥ────ッ!ンブ…ベホッ!(膝って言ったじゃないですか!そこは胸!胸!何か当たってます!顔が挟まれて苦しい!また死んじゃいますよ私!)」


『ああ…胸に暖かい息が…かかって……気持ち良いです…。』


「グゴゴゴ……。(タスケテ……。)」


ただのハグなら問題はなかったのだ。


だが、メーシェのこれはハグの領域を越えている。


しかも凄く力が強い。


やっと放されたかと思うと、


『や……やだ……ミヘザったらすごく強引……。』


「ウヘェ…もう突っ込む気力も体力もないです…。」


『そう?気づきませんか?』


「……へ……?」


『フフフフ…まあいつか分かるでしょう。今はそれで良いです。フフフフ…。』

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ