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短編集

異世界転移してチートスキルを貰ったから自由にしてみた

掲載日:2018/01/15

なんとなく………何となく書きたくなったんです……。




本来のチートに近いことしてます。

【異世界転移してチートスキルを貰ったから自由にしてみた】



それは、突然のことだった。

教室でいつも通り授業を受けていたら、足元が光り出した。

その光が、魔方陣の形をしていると思った瞬間、あまりの眩しさに目を閉じてしまった。


そして、目を開けると異世界だった。

いや、正確に言えばすぐに異世界だと気付いた訳じゃない。

そこそこ広い部屋に居ることに気付き、そこから王様とやらに合う為に謁見の間に移動した。

そこで色々な説明を受け、ようやく異世界だと気付いた。


説明の途中で予想通りの言葉、


「魔王が攻めてきている。助けてくれ」


があった。

自分のケツくらい自分で拭けよ。

謝罪の言葉も無く、帰る方法も分かりませんでよく助けを求められたな。

ここで反逆が起こって殺されても文句言えない状況だぞ?

誘拐したけど帰す方法は分かりません、自分達の代わりに魔族と殺し合いしてくださいだぞ?

それでいいよって言う奴はいな………ですよねー。

正義感の強いテンプレ委員長的な人がいましたからね、勝手に返事しますよね。

あとそこのラノベ好きな人達はハーレムがどうとか言ってますもん、流れに逆らえないですよ。


案の定、俺達は異世界転移の定番である、高ステータスや珍しいスキルを持っているらしい。

ステータスって思い浮かべると出てくるらしく、俺も調べた。

いや、だってさ、俺TUEEEEEEとか無双とかハーレムとかやれるかもって状況だよ?

そりゃ……ねぇ?


ステータス。

うんうん、名前があって性別があって、年齢ね。

これは元の世界と同じだね。

それで職業は………村人、…………村人ですか。

周りからは勇者とか英雄とか聖女とか色々聞こえてくるけど………村人ですか。


ま、まだだ、きっとステータスが……………あっ。

どうやら俺は主人公じゃなかったらしい。

二桁だぜ、二桁。

周りが四桁五桁で騒いでる中、二桁ですよ。

なんかもう死にたい。

俺TUEEEとかハーレムとか言ってた自分を殺したい。


かなり落ち込んだ。

周りがまたスキルがどうとか騒ぎだしたおかげで、若干だけど持ち直した。

そうだよ、これは何かしらのチートスキルがあってそれで後半からめっちゃ強くなるパターンなんだよ。

最初から無双するタイプじゃなくて成り上がっていくタイプなんだよ。

だから、お願いスキル!


【チート】


うん。

ごめん、もう一回見ていい?


【チート】


見間違いじゃなかった。

チートってスキルを持ってた。

なにこれ?

チートってゲームとかでする奴だよね?

オンラインでやると即垢BANされるあれだよね?

意味が分からん。

が、とりあえず使ってみる。











結論から言おう、これめっちゃチートだ。

チートクラスにやばいスキルじゃなくて文字通りのチート。

自分や他人のステータスや職業を自由に設定出来る。

スキルも自由に付与出来る。

他人の信頼度や親愛度なんかも自由に弄れる。

武器や防具、アイテムも好きなだけ出せる。

うん、このスキルやばい。


チートスキルを使ってこの世界の時間を止める。

ポーズ機能がないゲームでポーズ機能使ってる気分だ。

いや、今はそんなこと言ってる場合じゃない。

今後どうするかだ。


①正直に話して魔王討伐に行く

②自分の能力を隠して魔王討伐に行く

③こっそり抜け出して自由に生きる


パッと思い付いたのはこの三つだ。

まず、①はあり得ない。

絶対に利用されてやりたくない事とかやらされる。

次に②もダメだな。

結局は能力を晒す事になって①ルートに行く。

③を選ぶしかない。

けど、どうやって………あ。











めっちゃ余裕だった。

チート使ってステータスを隠蔽し、周りにいる全員の信頼度を最大に上げる。

後は、自分は弱いから無理です静かに生きていきたいですで通した。

大丈夫かって心配してくれた人がいるけど、俺が大丈夫って言えば信じた。

疑うって言葉を知ってるのか聞きたいレベルで信じてくれた。

この世界ちょろいな。


堂々と城を出ていくことに成功したけど、次の問題に当たった。

どうやって生活するかだ。

別にお金はチートで増やせるから問題無い。

けど、何もしてないのに大量のお金を持ってるってばれると厄介事が起きそう。

どうにかして誤魔化さなきゃいけない……。

とりあえず、この世界の服を買うか。


掛け出し冒険者っぽい格好になった。

どうしよう……。

めっちゃ似合ってない。

驚くほど似合ってない。

店員さんも苦笑いするレベルで似合ってない。

ちょっと悲しい。






やって来ました冒険者ギルド。

これもテンプレだよね。

ここで絡まれて実力を示し………騒ぎになるね。

どうす………セーブ&ロード?

え?これもチートの範囲なの?

……………あぁ、セーブ出来ない場所でセーブするのがチートってこと?

でもそれチートじゃなくて改造じゃないの?

………まぁ、いいや。

セーブしよ。


中に入る。

絡まれた、ロード。


中に入る。

絡まれる、ロード。


中に入る。

攻撃された、ロード。


中にはい……れない。

なんか邪魔される。

めんどくさいからロード。


中に入る。

絡まれ……ない!

無事に冒険者になった。

これで他の街に移動しても特に怪しまれない。

………これ、スパイが侵入し放題だけどいいのかな?

俺には関係ないから別にいいか。











やって来ました隣国。

いやだってさ、いつまでもあの国にいたら連れ戻されるかもしれないだろ?

だから速攻で移動した。

具体的に言えばチート使ってワープした。

めっちゃチート便利。


あと、俺の冒険者ランクもチート使って上げた。

登録したばかりのGランクだったけど、今はAランクだ。

Sランクにも出来たけど、変に怪しまれる可能性があると思ってAランクにした。

これで何か言われたらBランクにする。

因みに、持ってるカードだけを変えた訳じゃなく、世界側も変わってる。

多分だけどデータベース的な何かを弄った感じだと思う。

正しくチートだ。


しばらくはこの街に滞在し、情報収集をする予定。

そこそこ治安が良く、物価もそこまで高くない。

世界情勢を知らないと、変に巻き込まれるからね。

問題には首を突っ込まない、それが一番平和だ。






この街に来てから約一月経過した。

世界情勢は大体把握出来た。

使い魔がめっちゃ便利で、今では俺の目と耳が無い場所は無いんじゃないかってくらい配置してある。

そして、予想通りと言えば予想通り。

あの王様はウソつきだった。

魔族が攻めてきてるのは本当だけど、戦争を仕掛けたのは王様側。

領地欲しさに攻撃して負けそうになったら異世界から召喚した人間に任せるとかクズだな。

やっぱり出てきて正解だった。


俺も普通の人間だ、情はある。

クラスメイトが利用されることを知ったから、助けようと思った。






特に可愛い子がいなかったから放置することにした。

情はあっても見返りが何も無いのに助けるほどは無いから。

死にたくないし面倒事に巻き込まれるのも嫌だ。

だから、見捨てる。

頑張って生き残るかめっちゃ可愛い見た目になってくれ。

場合によっては助けるから。


そろそろ現状把握も出来たし、今後の目標を決めたいと思う。

まずは女の子、それもめっちゃ可愛い子。

エッチな事しても許してくれる子がいいよね。

………いない気がする。

居ても俺を相手にするのかって言うと………悲しくなるからここで終了だ。

普通にやっちゃ無理だし、素直にチート使おう。

親愛度弄ればどうにかなるでしょ。






チートって凄い。

見た目重視で奴隷を買った。

一人は元貴族令嬢らしく、かなり高額だった。

まぁ、俺は資金無限だから余裕だったけど。

もう一人は戦争で負けた国のお姫様。

王族ですよ、王族。

もう一度国を……って健気でいい子だった。

まぁ、今は俺の奴隷なんだけどね。


そして、気付いた。

この二人家事出来ない。

追加で買うのもいいけど、また店に入るのは恥かしい。

だから、しばらくは俺がやることにしよう。


宿じゃにゃんにゃん出来ないってことで家を買った。

内装は好きに弄っていいらしく、高価な魔道具を大量に設置した。

便利な物が無限に手に入るなら使うしかないよね。


ここら辺で奴隷たちは何かがおかしいと気付いた。

元貴族令嬢と亡国のお姫様を買って、そのまま家を買って、更には大量の魔道具だ。

なんでそれだけのお金があるんだって怪しむのは当然だ。

さっきから凄い睨まれてる。






ちょっとだけ興奮するのは内緒な。






「なぜお主はそれだけの金を持っておる。答えよ」


はい、お仕置き決定。

ご主人様への態度がなってないね。

徹底的に苛めてあげよう。

チートの力を使ってね。






「なっ!?ど、どこを触ってっ~~~!!!!な、なんじゃ今のは………」


「ひゃぅっ!……ぁぁ……ま、待てっ!待つのっっっ~~~~!!!!」







チートって凄い。

初めて女の子の身体を触ったけど、なんとかなった。

あれだね、感度とか性欲とかそこら辺のパラメータを全部最大にしたのがやばかったね。

一気に快楽に溺れて、従順になった。

目にハートマークを浮かべて、気絶してるよ。


さて、もう一人のお姫様は……あぁ、うん。

怖がってるね。

けど、そこを無理矢理するのもいいかもしれない。

と、言うことで……いただきます。











昨晩はお楽しみでした。

いや、マジで楽しかった。

まぁ、朝から三人でお風呂に入って洗い合いをしたりしたから、朝も楽しかったんだけど。


奴隷契約で縛ってるからってことでこの二人に俺の事について話す。

最初は理解出来てなかったっぽいけど、色々やって見せたら驚いてた。

色々と質問され、それに答えた。

その結果、お姫様が泣きながら土下座し、懇願し始めた。

まぁ、国を復活させたいって考えてて、それが可能な人物が目の前にいるからね。

その気持ちは分からなくはない。






「王族とかめんどくさいからパス」


「え?……そ、そこを何とか、わ、私ならどうなっても構いません!お願いします」


「んー………やだ。けど、全部拒否するのも可哀そうだね」


「何でもします!お願いします!」


「俺が直接動くのは嫌だ。だから………子供に頼もう」


「へ?」






あれから数カ月後、子供が産まれた。

お姫様との子で、元気な男の子です。

多分だけど、世界で一番強い赤ちゃん。

この時点でスキルがいっぱいとかやばいよね。

調子に乗っていっぱい付与しちゃった。

反省してないけどな。


更にそこから数週間後、次の子供が産まれた。

今度は元貴族令嬢との子で、可愛い女の子だ。

将来的には男の子と一緒に………これ近親になるのか?

大丈夫かな?

そもそも近親がダメな理由が分からないし、俺に影響無さそうだし、いいか。


それと、俺は所属する国を変えた。

元貴族令嬢と亡国のお姫様を両方買ったってことで国に睨まれたからだ。

潰す事も出来たけど、更なる厄介事に巻き込まれそうだったからチートで誤魔化して逃げた。

見た目重視で値段や奴隷の背景を確認しないで買ったのは失敗だったな。

ちょっとだけ反省した。






更に数年が経過し、俺の子供たちは大きくなった。

そして、俺は魔王城に来ている。

来た理由は………育児が疲れたからだ。

普通の子育て部分に関してはメイドを雇ってるから問題ない。

勉強に関してもスキルがあるし、教師も優秀だ。

礼儀作法も元貴族令嬢と亡国のお姫様だ、問題無い。

けど、戦闘関連だけどは誰も教えれなかった。

だって、雇った教師よりも強いもん。

俺も、チート使って無敵にならないと普通に負けるもん。


「って事なんで、教師役が欲しいんですよ」


「そうか、帰れ」


「話聞いてました?」


「聞いてない。帰れ」


「ここにエリクサーがあります」


「そんな物はな…………話を聞こう」


「いっぱいあります」


「教師役だったな。どれ、私自らが紹介してやろう」


「更に伝説の武器がこんなに」


「国を創りたいんだったな。手伝おう」


ちょろいぜ。

これで俺の負担が減る。

法律関係に詳しい人も紹介してくれるらしく、とても助かる。











あれから更に数年後、息子達が国を創った。

冒険者から始まり、数多の功績を以て認められた。

てか、認めないと滅ぼすって脅してた。

誰だよこんな教育した奴。

もうちょっと穏やかな交渉を教えようよ。


「ご主人様……私の為に、国を復活させていただきありがとうございます」


「妾も感謝するぞ、ご主人様。こうして貴族に戻れたのだからな」


一応、俺達は国の政治に関わってない。

亡国のお姫様の子供が国王、元貴族令嬢の子供が公爵家として活躍中だ。

それだけじゃない、周辺国家も協力的だ。

一番交流があるのは魔族の国で、色々な物を取引している。

特産品を作るのに俺のチートはかなり役に立ったとだけ言っておく。











そして………










「ふふっ……ご主人様に買われた日からもう五十年……かなり老けましたね……」


「病気と言う病気になりはせなんだが……そろそろ身体が自由に動かぬの」


「皺も増え、ご主人様の寵愛も受けれなくなりました……」


「若い頃の盛っておった日が懐かしいの」


二人が何やら物思いにふけている。

その目は遠くを見ていて、過去を懐かしがっている。

どうやら、死期を悟ったらしい。


「じゃ、二週目ってことで」


「「え?」」


俺はチートを使って三人の年齢を出会った当初と同じ年齢に戻した。

突然若返った二人はかなり驚いている。

いや、なんで俺のチートで対応出来ないと思ったの?

これくらい出来るって言ったよね?


「あの……ご主人様………?」


「何ゆえこのようなことを……?」


「え?まだまだ遊び足りないからだけど?」


二人はかなり唖然としている。

折角異世界に来たんだ、まだまだ色々やりたいことはある。

色々な経験を積んだ今なら成り上がりルートも行けるかもしれない。

俺はもっと自由に、この世界を楽しむんだ。





―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

                              THE END





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― 新着の感想 ―
[一言] すっごいアッサリ。でも短編ってそういうもの。極めて簡潔で大変よろしいと思います。
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