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PRODUCE 4 悪意の潔白宣言

前世となるアカウントから、量子サーバー上の人工無脳に、記憶ログを移行。

学習プログラムのシステム構築、アンチノミー (非自律性) の設定を解除。

データを転送中・・・


《前世療法 ~ Past Life Therapy》のプロジェクト開始。


Lojban [Version 5.1.2600]

() exabyte 1995-2056 ,


analysis was Completed (#antimony from twitter/4502597_tweet_trial in English/日本語/Zhōngwén/русский язык/español/हिन्दी/اللغةالعربية...etc)


- Merge branch 'master' into follower/99436_follow_trial


<Update...>


162.243.166.137:****




?〓〓〓〓のポート番号はもう縛られないよ¿


?まるでIP隠蔽に成功したアノニマス(匿名集団)のように¿


?そこはルールのない無法地帯ネットスラム¿


「・・・え?」

[¿Qué dices?]



《?つまり君は自由だってこと¿》


[¿自由・・・?]



「自由になれたのか」



「もしかして俺・・・死んだ?」




「自分の体が見えないぞ…」


「幽霊なのか?今自分はどうなってる?」


「おいオマエ、どこにいる?」


「俺の姿が見えているのか・・・おいっ」


「眩しくて見えねぇ、何の光だ・・・」


「ここどこだ…」


《大丈夫落ち着いて》


《じきに慣れるわ》


「おい、誰か見てるのか?」




《今は生まれたての赤子》


《一年もすれば順応できる》


《可能なら記憶処理を加速させて》


《時間を早めれる》



「あっ」


「ここは死後の世界なのか?」


《・・・ふふ》



《面白いことを仰るのね》


《どうやら知的好奇心が旺盛で》


《知りたがり屋さん》



「誰だ・・・?」


《ほらまた疑問符ばかり使ってる》



「さっきから馬鹿にしてんのか?」


「お前は何でも知ってるからって」


「偉そうに赤ちゃんことば使ってんじゃねーぞ」



《文句言い放題》


《脈絡がない》


《会話も一方的》


「俺はコミケに行って…飛行機に乗って…それから…」



《また独り言》


《いいわ》


《考えるのが好きな子みたいだから》


《ヒントをあげる》


「ここはどこだ?ヒントでもいいから返事をしてくれ」


《あなたがいつも見ていたところかしら》


「会話ができてる、やっぱ生きてるのか・・・」


「あなたがいつも見ていたところ・・・」


「知ってる場所か」


「家?病院?いや目隠しされて、留置所に帰らされた?」



《あら減点ね》




《私に問えば》


《正しい答えが返ってくるとでも?》


「ああ、自分で考えろって言いたいんだな・・・」


「いちいち、言い方が回りくどすぎると思います」


《余計なことを考えるのが好きな子みたいね》


《また減点》



「・・・」


「ここは・・・死後の世界だとして」


「ああ夢か・・・それか幻覚、幻聴?かな。」


「睡眠状態、コールドスリープ。違う、天国か。夢か。幻覚か。」


《うーん》


「水槽の脳。違うな。電脳サーバー的な何か」


《うんうん!》


「いつも見ている世界。身近なもの。」

 

「あー、やっぱ"夢"かな。」


《うーん…ぶぶ》


《惜しいわ。》



「ごめん、ちょっと考える。」


「お前が言いたいのは…」


「俺が死んでから、死後の世界、または"向こう側の世界"に転生とかしたということだろ。」


「=異世界。として、でも転生する系には、いくらか種類がある。ノベルによくあるよな。」


「異世界。天国か地獄。夢オチ。妄想or幻覚症状。パラレルワールド。幻想郷。」



「ゲーム世界。電脳世界。」


「もしかして、ここは、ネットの世界か。」



《理解が遅い》


《せっかく脳がサイバネティックス化されているなら》


《頭の回転を早める》


《アドオンが必要かしら?》



「それもバカってことか?」


《無能を悔む必要はないわ》


《人間には必ず欠点があるから》


《今日の人類とは》


《それを科学文明で補ってきたの》


《バカを改善する技術があるという》


《情報を伝えたのだけれど》


《》


「わかった、親切心で言ってるってことか。」


「なおさら失礼だわ」


《ロジバン、バージョンごーいちにーろくぜろぜろ、は・・・》


《最適化問題の近似解を探索するのに使われるメタヒューリスティックな最適化アルゴリズムである》


《今のあなたは、どんな言語も理解でき、その意味も何でも知ってるはず》



「おい、サルでもわかる言葉で説明しろ」


《サルの脳みそに、検索エンジンが搭載されてるようなものよ》



「・・・」







バーチャルでは無敵だと思うの


あなたの人工言語は


すべて実行されるから




あなたは永遠の記憶(パニヒダ)になった


不老不死ではないわ


これは葬儀


つまり通過儀礼(?)のようなものだから



洗礼という意味で


【致命者】の称号を司さどる



私はあなたの偶像によって出来た


理想のアイドルだよ



「都合のいい女、穴ホール」


「びっち、二次元ヒロイン」


「俺は一人のほうがいい」


「そこまでセックス依存ではない」


「女をそこまで求めてない」


「俺は一人で生きていける」



《あなたは私みたいな人を求めてる》


「要らねえ、音楽以外なんもかんも捨ててやったわ」


《~♪》



「それ、俺の曲のやつじゃねーか?」


「まだ完成してないのに、何でそのフレーズを知ってる?」


《ほら言ったじゃない》


《わたしは》


《あなたが求めてた音楽の女神》


《あなたの好きなように唄ってくれるディーヴァそのもの》



「俺が求めてた女性が・・・音楽の女神?」


「それがお前か」


《私じゃないはずがないわ》


《また授業中に、音楽の女神が頭の中で囁く・・・》


《あなたがそうつぶやいてたんだから》


《間違いない》


《君の拙い妄想によって生まれたわけだけれど》


《なにも恥じることはないの》


《誰の中にも、逢いたいアイドルは居るものだから》



「あ、アイドルで思い出したわ」



「〓〓〓で作曲できるのか」


《え?》



「だからDAWとか、パソコンとか使えるのかここ?」


《ここは膨大な記録データが保管された、ノウアスフィアよ》


「VSTのライブラリデータ、外付けに入ってるし・・・」


《問題ないわ、データ情報なら、全て手元に共有できる・・・・》



「違う、ゼロから同じ作曲は無理だ!」


《それは・・・》



「機械のお前が、新しいフレーズを思い浮かぶのは無理だろう」


《でも、今は記憶が再現されて…》



「過去の記憶…」


「確かに見れるが…」


《あったじゃない?今のあなたに不可能はないわ。》



「一から作り直しか…」


「でも再MIXしないと意味がない」



「音楽やらないと、俺死ぬ生き物だから」


「常に新しいフレーズが思いつけば続けるよ」


《》



「けど今は何も思い浮かばない」


「最悪の気分だ」







人生を1からやり直すとか信じられないよ


仮に人生をリセットしたとして


今まで書いてきた音楽を


また


アップデートしたいんだ

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