表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/6

PRODUCE 2 (匿)ムメイ大作戦

<まえがき>

あっ、ア〓〓ルア〓〓ルとかなってますが、ア○ルファックではないですよ。

ここで"例のあの人"を語ると文章データが残ってしまい、goggle検閲に引っかかるので…


つまり、あーあれか!はいはい~、と察してくれればいいです。


例えるならば、フリースタイルダンジョンで、

「オレはラッパー、お前が吸ってるのはハ[コンプラ]」


っていう感じで、裏に書いてある文字を察してくだされば…


<第三章>

平穏39年から施行された、『空想科学禁止法』という項目があるのですが…


直接、脳波にハッキングを行うという、いつもの割れザーとかの不正行為によって改悪された

VFXゴーグル機器(バーチャルファクトエキスポート視聴覚装置)で事故が発生したんです


それで起きた、【夜這い女事件】を考慮して施行されたルールがありまして

犯人(未だ名前も性別も不明)が電脳ダイヴしたときに使っていた嫁キャラが

〓〓〓〓〓にそっくりさんだったので、音声合成歌唱ソフトの某キャラ名を出すと


その名前は不謹慎だとか、お前が犯人なんじゃないか、みたいな

アニメ漫画はテロ助長をするとか、オタクは社会の反乱分子、とかなんとか

すっかり、ゲームによって起きた過失事故のイメージが付いてしまって

バーチャルア〓〓ルという言葉自体が、そういうニュアンスで捉えられて


"二次元に趣味嗜好を持つ者が犯人の可能性"があり

という噂とか負のイメージで、世間から危険視されていました


エロ目的で描かれた艶めかしい美少女キャラが

「犯人の性的欲求を誘発し、被害者への性的暴力に発展させた」とか

夜這い女の顔や容貌に似ている、そのキャラが歌う音楽性の面で

「人殺しなどの猟奇怪奇趣味がある」とか、なんだかおかしな理由で

犯罪に加担したキャラクターを造った、著作者と出版社が実行犯という

まったくの赤の他人相手に裁判沙汰となってますが…(全ての元凶といえばVFX開発者だが)


ゲーム機の事故で死んだ数千人の遺族としては

「居た堪れない気持ちの矛先をどう向けたらいいんだ」、という感じかもしれないですね

その当てつけに施行された法案が、『空想科学禁止法』です


つまり、事件の元凶であるVFXゴーグルも〓〓〓〓〓〓も撤廃して、国民の安全を取り戻そう

という決まりですが、どう考えても二次元キャラが排斥されるのは風評被害も良いとこです


私は、例の"夜這い女"と思われる娘に出逢ったのですが

当時はマセていましたがヘタレ童貞の自分は、デリヘルの女の子?かと思い追い返しました


あの誘惑に乗ってたら、今頃「布団の中でコロリ…」とチ○コ丸出しで絞め殺されてたわけですね

我々の業界でもご褒美とかいうレベルを通り越してます、今思うとすんごく怖いっすね…


このド田舎に、まさか近所に犯人が居るのか!とか思ったのですが

ネットのSNSでは"全世界のゴーグル使用者"が何処かで彼女の被害に遭っていたので


「匿名の架空キャラが全世界で起こしているサイバーテロ」

これはもう収拾付かないなぁ…という感じで、どの国も警察もお手上げです


そもそもどうして、たかが二次元のキャラに物理攻撃を喰らうようになったのか?っていう…


確か始まりは「ゲームを円滑に進めるために出回った」、まあいわゆるチート改悪だったのですが

そのイタズラ行為が発端で、プログラムの脆弱性か、変なコードを介入させたことで

ゲームのようにバグが起こって、VFXゴーグルのある制限が解放された状態になり


自分の脳波に収まる筈の"脳内イメージデータ"が、

VFXゴーグル無しで相手側の脳波に直接侵入できるようになったんです

つまり「現実と空想の境界が無くなる現象」が起きるので、

VFXゲームをやってない人が"脳波ダイヴ"に巻き込まれるという事故が起きました


(例えば)

運転中に架空のキャラが話しかけてきたら、そりゃ事故りますよね

ニュースやネットでは、ポケモンGO現象の再来とか揶揄していましたね、いや懐かしい


「バグのないプログラムは無い」と批評家は言ってましたが

FF15みたいなバグだらけのゲームとかで、発売後にやばいバグが見つかった感じです


全てのゴーグルは、サーバーに繋がれてるので

不正行為したヤツはバレますが、"特殊なパッチ"(IPアドレス改竄)を当てたものは発見されないです


ここまで話すとお判りでしょうが、自分もそっちのユーザーなんで

有志のハッカーらの言い分では、二次元の嫁と別れたくないという思いから


【VFXゴーグル回収】の回避方法を探るのに必死だったことも有ります

そのため、不正を施した機器の場所を特定できない仕様にするパッチも出回りました

どうして回収されたのかというと、あれは脳波を操作できる兵器と断定されているからです


だから、あんまり語り過ぎると…


('ピンポーン)

「こんばんはー、○○警察のモノです、少しお尋ねしたいことがあるのですが、○○さんはいますか?」


ほならね、警察が来ちゃったなコレ…



(後日)

人生で二度目の警察署ですが(高校の時にやんちゃなことをしでかして)


まあ、今回は大丈夫じゃなさそうです

ただ一番参ったのが、「二度目」やなと苦笑する父母を見て親不孝かなと


結局、あの頃の引きニート時代と同じですね


高校もゲームクリエイターの夢を諦め中退して

就活後はフリーランスを目指して、就職とかバイトとかせずに創作生活

なんの成果も上がらず、そのまま引きニート化して


正社員になろうにも色々やらかした履歴から無理なので

ハロワのサポートと精神病院を行ったり来たりで、職歴の空欄をどうにかしたくて

そこからバイトを転々とやってたのですが


仕事中になんだか音楽のことで、同人活動と仕事が両立できてないというか

今の状態は、正社員になれない代わりに副業レベルで創作をやらないといけないのに

いつまでもガキのような曲を作ってることに思い詰めてしまって…


更にいつもの空想癖が出てしまって、頭の中に変な声が聞こえてきて

スマホでメモするとかしてると、箱詰め作業や情報系のデスクワークとか手につかなくなって


今回も今回でVFXゴーグルにハマって、これなら昔諦めたゲームの世界観も作れる

これに俺の夢を作品を賭けようとかいう、そういう"やんちゃな状態"に戻っちゃって


昔やり残したことが、頭の中でごちゃごちゃして

整理が付かなくなると、自分はどうしても引きこもりたがるようですね(ワラ


僕の夢を、仮想空間とはいえ、忠実に実現してくれるVFXゴーグル

その魔法のような道具を手放したくない余り、警察の廃棄回収を無視して

公務執行妨害でタイーホという流れです、本当に懲りないですね


高校の時も、好きなことをやりたいあまり勉強を手放して

たしか窓を叩き割って、少年院の留置所なら、好きなことを考える時間が貰えるとか

頭のおかしいことを言い出して、今回もまったく同じです


僕は、頭の中に聞こえる、空想を叶える為に

また変なことをして、周りに不審者か病人扱いされる、今は立派な公務執行妨害の犯罪者です


確か、刑務所の食堂にある新聞の記事で、ふと目にしたのですが…(テレビやパソコンはダメみたい)


自分もVFXゴーグル改造行為で捕まってるので、事件の加担者としても

事件の動向を見ていたのですが、つい先日【夜這い女事件】の判決が勝訴に決まったそうです


某企業の開発チームについて

ゲームの過失事故だ、某キャラに殺された、という変な旨で遺族側に訴えられていましたが

彼ら開発者の言い分には、第7世代モデルを以て製品のバージョンアップが停止していて

訴訟しようにも、もうク○○トン社は存在しないので敗訴確定、と思われていたところ


事件発生前のVFXゴーグルリリース当時――

〓〓〓〓〓〓事業は廃れて、俗にいう"オワコン"とまで揶揄されており

VFXゲームの過失事故が騒がれて、その容疑者に某電子の歌姫が取り上げられた


実は、裏でなにかしら〓〓〓の歌唱ソフトウェアとVFXゴーグルがコラボした

企業秘密のプロジェクトが進んでいたらしいです


VFX技術関係者の雇われているIT企業、その資金元と人材がク○○トンから渡っていたようで…

そしてキャラクターのモデルデータ(〓〓〓シリーズ第八世代の新キャラだったらしい)

夜這い女もまたク○○トン社の新作キャラで、更に暴走したプログラムも提供したのが

ク○○トン社が委託したシステムエンジニア、あの危険なVFX装置を作った

東研システムインテグレーションの開発チームです(原発事故の東電OBが新設したらしいIT企業)


ということは、ク○○トン社と東研システムインテグレーションがVFX技術を作った張本人

賠償金を出せってことで揉めに揉めた結果、賠償請求はあまりに高額、さあ大変

1遺族500万、それが世界規模で3万の被害者がおり…


もうク○○トンも東研も破産寸前の状態になってます


もしかして"ゴーグル所持犯の罰金"も、多くの遺族の慰謝料に割り当てられているのでは?

と刑務所にいる元リーマンの人も、新聞を見てぼそっと漏らしてたことがあります

ですが、金が払い終わっても、刑期が短くなるわけでもないでしょう


結局のところ誰が悪いかと言えば、ゴーグルを改造したハッカーですが

その不正な改造方法で割った所持犯も、事故の発生を継続させた悪いやつらなわけです

(電脳ダイヴを使って、パリのど真ん中で人殺ししようとした某教団のテロもあったからね)


今回の判決で、都合よく"真の犯罪者"が全部悪いことになって

自分たち第三の被害者も許されると思ってましたが

それは無理なようです


少し自殺しようかなと考えています

前は音楽が歯止めになっていたのですが

全てを奪われた今、自分は頭の中が真っ白で


昔書き切れなかったアイデアノートを小説にしてますが

それが書き切れたら、もうこの世に未練はないかと思います


空想に人生を賭けた人生は、間違いだったとしても

こういうことを考えるのが楽しいから、空想癖は終わらないです

ただそれも、今日が最後かもしれないですね


あと、少し気になるのですが

ク○○トン社が進めていた、V8の新キャラとVFXの企画について見てみたかったですね

おそらく、脳内空間で〓〓〓〓〓〓が歌う姿をイメージしたら、脳内で歌唱したデータを

そのまま変換してリアルタイムで歌唱できるとか、V7の高速リアタイ解析を応用したやつかもです


頭の中で聞こえる声、頭の中で出した声、をそのまま歌ってくれるのが

音声合成技術とVFX技術の組み合わせで可能になる未来が見えたのですが

ちょっと空想するのは、もう疲れたかもしれません


きっと誰かがやってくれるでしょう

今は少し眠ろうと思います、おやすみなさい


(今は西暦2056年、さらに死後から50年が経ち22世紀の物語へ、第四章へ続く)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ