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わたしとお姉ちゃんの愛の語らいを邪魔する奴は馬に蹴られて死んでしまえ

え? なんでお兄ちゃんが幼女になったのかそろそろ知りたいって?

ふむふむ、なるほどなるほど……。

では、答えてあげましょう!!

私にもわからないと! むしろわたしのほうが知りたいと!!

ええ、ええ、わかります。ですが世の中には分からないご都合主義的なことも起こると。(遠い目

しかーし! そんなことで納得できるわけがありません。

しかーし! 納得できる説明もできません。

で、ホント真面目に誰に聞けばいいんですか?

神様ですか?

ドラ○もんですか?

コ○ン君ですか?

はたまたブラック・ジャ○ク先生ですか?


……閑話休題かんわきゅうだい


まあ、答えの出ない問題をいつまで考えても何も生まれませんし、追々分かるでしょう。

そんな事より大事なのは、今! 英語で言うとなうです。

わたしの腕の中にはかわいいお兄ちゃん改め、かわいいお姉ちゃんがすやすやと眠っております。

わたしが早退して帰ってきたのがお昼前で、その後まあ色々あってもう外は日が傾きはじめているので大分時間が経ってるようです。

しかしこの寝顔、実にけしからんですな、写真を撮ってPCの背景にしましょうか。

さてさて、そろそろ学校も放課後になった頃でしょうか。

なーんて考えていると突然チャイムが鳴りました。

もちろん学校のチャイムじゃなくて、家のチャイムですよ? 念のため。

しかし私の腕はお兄ちゃん、いやお姉ちゃんを抱いていて離せないですし、お姉ちゃんの腕もわたしに回されております。

これぞ兄妹の、いや姉妹の成せるわざです!

まあそんな感じで、居留守を決め込もうとしたわけですが2回3回とチャイムが鳴り、仕舞いには連打してきやがりました!

いったいどこのどいつですか!? わたしとおに、お姉ちゃんの愛の語らいを邪魔するのは!

そんな奴は馬に蹴られて死んでしまえばいいのです!!

チャイムの音が五月蝿かったのか、お姉ちゃんが起きてしまったようです。

もっと見ていたかかったのに残念ですが仕方ありません。

まあ寝起きの頭が回っていないときも、また可愛いのでいいのですが。

さてこの鬱憤うっぷんはチャイム鳴らしたクズ野郎(確定)にぶつけてやりましょう。

ゆっくりと目を開けてゴシゴシと目を擦り、小さくあくびをするお姉ちゃん。

動作のその全てが愛おしいです。


「うにゅぅ、もう朝ぁ?」


ひょええええええええ! 可愛いですね!!

うにゅぅですからね! 破壊力ハンパないです!!


「もう夕方だよお姉ちゃん、誰か来たみたいだからわたしちょっと見てくるね」


「んー」


名残惜しいですが仕方ありません。

それにいまだに鳴り止まないチャイムで、大体誰が来たか分かりますが少しの期待をこめて玄関ののぞき穴から外をのぞくとやはり予想道理の人間、いやクズ野郎でした。

いえ、まあチャイムを連打する時点でまともな人間だとは思っていませんが。

先に言っておきますがわたし、あの人のこと嫌いです。そもそも同じ人類であると思いたくありません。

だから手加減はしません。だってホモサピエンスではないのですから!

人様に迷惑かけるクズには制裁を加えてやりましょう。

だって、人じゃないから殺しても犯罪じゃぁないですよね?

ということなので、音を立てないようにチェーンロックをはずします。

静かにドアノブに手をかけたら、勢い良くドアを開けて扉でブッ叩いたら、そのまますぐに扉を閉めてチェーンをかけておきます。

ちなみにですがこの扉、オートロックですので鍵は勝手にかかっているはずです。

さて、お姉ちゃんのところに戻りましょう。

いやあ、一仕事終わった後はのお姉ちゃんが楽しみです。

もう足取りも軽やかになるのも請け合いですね。

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