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第五話 嘉織の特技

俺達はハンバーグを食べ終えた!


まあ、俺は勿論食べられないが・・・


俺の分は嘉織が食べた!


それでこのプロポーション・・


不思議だ!!


その時嘉織が急に立ち上がった!


【嘉織】「お便所行ってくるねえ!」


【男】「あ、ああ・・・」


嘉織・・・おを付ければいいという問題じゃないぞ!


嘉織がトイレに入った瞬間!男が嘉織のバックをあさりだした!


この男・・怪しいと思っていたが、やっぱりな!


男は嘉織の預金通帳を見ている・・・


【男】「マジかよあの女1000万以上貯金してんじゃん!」


1000万か・・本当は3000万以上あったんだがな・・・・


嘉織が前の彼氏とかけおちした時に嘉織がお父さんの口座から3000万おろして来たんだよな・・・


前の彼氏もさすがにビックリしてたな・・・・


ちょっとお金おろして来るねえ、って、帰ってきたら3000万持ってくるんだからな・・・


ま、結局前の彼氏に2000万持ってトンズラされた訳だが・・


【ジョー】「ああ!ムカつく!」


嘉織・・なんて・・男運が悪いんだ!


男は嘉織がトイレから出てくる前にカバンに通帳をしまった!


ジャ~ガチャ・・バタン!


【嘉織】「あ~気持ちよかったあ~」


嘉織・・・それも男のまえで言ったら駄目なんだぞ・・・


【男】「嘉織ちゃん・・ちょっといいかな?」


【嘉織】「ん?どうしたのお?」


嘉織が男の横に座った!


【男】「僕の母親が病院で入院していてね・・・」


【嘉織】「大変!じゃあすぐお見舞い行かなくちゃあ!」


【男】「いや!お見舞いは昨日行ってきたんだ・・」


【嘉織】「そうなんだあ」


【男】「酷い病気に掛かっていてね・・・手術代もかなり高いんだよ!」


【嘉織】「いくらなのお?」


【男】「1000万・・・」


男・・かなり吹っ掛けたな!


【嘉織】「分かった!嘉織が払ってあげるう!」


【男】「へっ?」


【ジョー】「何ですとおお!!」


【男】「いや、でも嘉織ちゃんに迷惑をかける訳には・・」


【嘉織】「大丈夫!嘉織に任せてえ」


【ジョー】「嘉織!駄目だぞ!」


【男】「ありがとう嘉織ちゃん」


【嘉織】「じゃあ今すぐお母さんの病院に行きましょおお!」


【男】「へ?」


【嘉織】「嘉織が直接お母さんに渡したいのお!」


【男】「いや!僕からちゃんと渡すから」


【嘉織】「ダメえ!嘉織がお母さんに渡すのお!」


【男】「どうしても・・・」


【嘉織】「どうしてもお!」


男の感じがヤバイ気がする・・


ドサッ!


【嘉織】「きゃあ!!」


【男】「へへへ!大人しくしやがれ!」


嘉織は男に押し倒された!


【嘉織】「何を怒ってるの?嘉織なんか変な事言ったあ?」


【男】「いいから黙ってろ!金はお前を可愛がってから頂いていけばいいからな!」


【嘉織】「きゃいん!優しくして・・・・」


【ジョー】「嘉織!!違うぞおお!!お前は今襲われてるんだよおおお!優しくして、じゃないんだぞおお!」


男が嘉織を襲う事に夢中で座椅子に座っている俺を蹴っ飛ばしてしまった!


【ジョー】「あ~れ~」


【嘉織】「ジョーちゃん!ちょっとどいてよお!ジョーちゃんがああ」


【男】「人形なんてどうでも良いだろ!大人しくしろ!」


【嘉織】「やあああ!」


バキイイイ!


【男】「ぐはっ!」


ドサッ!


嘉織が男を殴り飛ばした!


【男】「イッテてて・・くそ!」


男が嘉織目掛けて走ってくる!


嘉織は構えをとった!


【嘉織】「やあああ!」


ガスッ!!!


嘉織の右足が男の顔を蹴り飛ばす!


男は目を白目にしてぶっ倒れた!


さすが空手三段!


嘉織はおさない頃から空手を習っていた・・・・・


お金持ちだから色々習わされたと思う・・・・


他にも茶道、弓道、柔道、華道などピアノにバイオリン、アイドル顔負けだな!


そんな嘉織が俺の彼女だ、羨ましいだろ!


嘉織は俺を抱き締めると泣き出した!


【嘉織】「ジョーちゃんごめんねえ~!悪者は倒したからあ!」


【ジョー】「嘉織・・いいんだよ・・・済んだことは」


【嘉織】「私ずっとジョーちゃん一筋だから許してえええ!」


嘉織は大泣きしている!


【ジョー】「いいんだよ・・嘉織・・・・」





時は過ぎて次の日の夕方・・


俺は今日も子ダンスの上で押し入れを見張り!時計と格闘している!


カチカチカチカチ・・・・


【ジョー】「ええい!うるさい!」


もうすぐ嘉織が帰ってくる・・


俺一筋か・・・・


昨日の言葉は嬉しかったぜ!


【ジョー】「羨ましいだろ!」


ガチャ・・・・バタン!


【嘉織】「ただいま帰りましたあ!!」


何だ?このテンションは?


玄関から嘉織が走って来て、目の前のベッドに飛び込んだ・・・・そして、クロール!


まさか・・・この展開は?


嘉織が俺を抱き締めて来た!


【嘉織】「嘉織ねえ、格好いい男の人に声かけられたんだよおお・・・嘉織の事が前から気になってましただってええへへへへ!」


やっぱりか・・俺一筋じゃなかったのかよ・・・ん?嘉織の口がタコちゅうに・・まさか!この展開は?




【嘉織】「チュ~」


【ジョー】「いやああ!やめてえええ!!」




俺はまた数えきれない程キスされるのだった・・・









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