登場人物紹介(多少のネタバレを含みます)
◆◆登場人物紹介◆◆
◇シュイリュシュカ・ツム・トレヴィルヤン◇
通称 シュイ・トレヴィルヤン
呼び名 シュイ、シュイリィ、副長
肩書き ルドニコフ子爵令嬢
性別 人間女性
年齢 29歳
所属 警務騎士団 特科警務騎士隊 第一特科警務部隊
階級 三等騎士尉(後に二等騎士尉に昇任)
役職 第一特科警務部隊副部隊長(副長)
性格
意志が強く、真面目。正義感に溢れ、筋が通っていないと思えば目上の者(特にアストラード)に対しても物怖じすることなく自分の意見を言うことが出来る。
その反面、思い込んだら周りが見えなくなる傾向にある。
概要
レトレンの内乱と呼ばれる反乱を鎮圧する際に右大腿部を激しく損傷。
二年半に及び手術とリハビリを繰り返していたが、アストラードの画策により騎士団に復帰。
父親との確執があり、目下のところそれが悩みの種となっている。
◇アストラード・ヴェストランディア◇
通称 なし
呼び名 隊長、特務長、アスティ
肩書き ナイト・オブ・オリオール
性別 人間男性
年齢 35歳
所属 警務騎士団 特科警務騎士隊 第一特科警務部隊
階級 一等騎士尉
役職 第一特科警務部隊部隊長(特務長)
性格
若い頃から強引、頑固、大胆不敵と揶揄されるトラブルメーカー。特に悪人に対しては容赦なく、地の果てまで追い詰める執拗さを持つ。
部下に対して面倒見がよく、その豪胆な性格からは想像できないが意外と策士家である。年齢を重ねて性格がずいぶん丸くなった模様。
概要
父親の策略にはまり退団の危機にあったシュイリュシュカを連れ戻すために彼女に『忠誠の誓い』を行った。
公私ともに自分の隣に立てる女はシュイリュシュカしかいないと豪語し、そのためにルドニコフ子爵とも対決を辞さない決意をすることとなる。
◇リーリヤ・ファン・デラ・ベルデ◇
肩書き アレンヴィル男爵夫人
性別 人間女性
年齢 45~50歳くらい
概要
愛と自由を尊び女性の地位向上を目指すシュイリュシュカの叔母。
ルドニコフ子爵の妹で、親に顧みられることがなかったシュイリュシュカの後見人となる。
夫との間に子供がいないため、シュイリュシュカを娘のように溺愛している。
ロマンス小説が大好きで、他人の色恋沙汰には目がない。
◇アレンヴィル男爵◇
性別 風人と人間のクォーターの男性
年齢 50代半ば
概要
リーリヤの夫で彼女とは大恋愛の末結ばれている。
リーリヤと同じくシュイリュシュカの身を案じており、娘のように可愛がる。
騎士になったシュイリュシュカを見守り続けており、義兄であるルドニコフ子爵を心良く思っていない
◇ルドニコフ子爵◇
性別 人間男性
年齢 50代後半
概要
シュイリュシュカの実父。
爵位と名誉を重んじ、私欲に走ることもあるが、子爵ながらに皇族の覚えもめでたい人物。
出来の良いシュイリュシュカの兄が突然出奔したことにより、今まで見向きもしなかった娘であるシュイリュシュカを利用するため騙し、騎士団を退団したと思い込ませていた。
◇イグナシオ・カスティーリャ◇
警務騎士団総司令官。
若かりし頃は市井出身でありながら近衛騎士団に所属していたが体力の衰えを感じて退団、その後警務騎士団に入隊しなおして今に至る。
貴族を嫌っており、自分の身分に葛藤するシュイリュシュカの行く末を案じている。
◇テオボルト・フォースフィールド◇
特科警騎士隊司令官長。
アストラードのよき理解者で、シュイリュシュカを復職させるために協力を申し出た苦労人。
しごくまっとうな性格で、アストラードの性質が騎士団にとって諸刃の剣であると危惧していたがその秘めたる熱い想いに突き動かされた結果、今ではカフェ仲間として良い関係を築いている。
◇ロスコー◇
第一特科警務部隊の第三小隊補佐。
古参の騎士で三等騎士曹。
つるつる頭が特徴の50歳だが、若い騎士には負けていない。
◇ジェイクリッド・キャニング◇
第一特科警務部隊の副部隊長代理。
第三小隊からの同僚でシュイリュシュカの弟分。
数代前に吸血鬼の血を引く者がおり、最近自身も先祖返りをした。
◇ライモンド◇
万年一等騎士兵の第三小隊隊員。
小太りなのが玉に瑕であるが、身体能力は高い。
来年結婚予定。
◇ジュスタン、ケビン、カーレル、マーシア、プルーデンス◇
警務騎士団の新隊員。