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神秘戦隊ミスティジャー(2)


「空が急に暗くなってきたぞ」

 貞夫は異変にいち早く気づいた!

「この感じ……デモモルゴスの気配を感じます!」

「雪音さん!」

「大丈夫です……ご主人様は私たちが守ります!」

 雪音たちは真剣な雰囲気になる!

「キャーッ!」

 次の瞬間、遊園地の奥から叫び声が響き渡った!

「あっちの方からだ!」

 貞夫たちは叫び声のした方向に急行した!


「ククククク……久しぶりの人間界の空気は美味しい」

 デモモルゴスの刺客、サスカッチが遊園地で暴れていた!

「急に怪物が暴れ出したぞ!」

「急いで逃げろ!」

「ママーッ! 怖いよーッ!」

 サスカッチの登場に遊園地は大混乱だ!

「ククククク……出てこいミスティジャー!」

 サスカッチは不気味に笑った!

「待ちなさい!」

 サスカッチが振り向くと、そこには雪音たちの姿があった!

「出やがったな! ミスティジャー!」

 サスカッチは好戦的に笑った!

「遊園地でのこれ以上の狼藉は許さないわ!」

「貴様らを倒してデモゴルゴス様に褒めてもらうぜ」

 サスカッチの全身から闘気が噴出する!

「いくわよ!神秘転身!」

 3人のメイドの足元に魔法陣が浮かび上がりミスティジャーに変身した!


「ミスティブルー!」

「ミスティピンク!」

「ミスティネージュ!」

「神秘戦隊ミスティジャー!」爆発!


「ククククク……サスカッチの恐ろしさを教えてやる!」

 サスカッチはミスティジャーに襲いかかった!

「バブルボム!」

 ミスティブルーは魔力の泡をサスカッチに浴びせばくはしっ!

「こんなものは効かない!」

 しかし、サスカッチのダメージは軽微だ!

「今度はこっちの番だ!」

 サスカッチはミスティブルーに強烈な一撃を食らわせようとする!

「アイスシールド!」

 ミスティネージュは氷の壁でサスカッチの攻撃を防いだ!

「マジックカマイタチ!」

 ミスティピンクは魔力の風刃でサスカッチを切り裂いた!

「魔法戦士よ……この程度の攻撃で俺に勝てると思ったか!」

 サスカッチは黒い魔力を増大させた!

「見て……サスカッチの肉体がビルドアップしていく!」

 今やサスカッチは筋骨隆々の魔人だ!

「ムハハハハ……この肉体を得た俺は無敵だ!」

「くっ!」

 サスカッチの漆黒のオーラにミスティジャーは歯噛みした!

「ヤバい……このままだとミスティジャーが敗れてしまう!」

 森谷貞夫はミスティジャーのピンチに焦りを感じていた!

 貞夫はサスカッチの弱点について思考し、一つの結論に至った!

「ミスティジャー! 弁慶の泣きどころをつけ!」

「ご主人様からのアドバイスよ! 弁慶の泣きどころを、つけですって!」

 ミスティジャーは貞夫のアドバイスを汲み取った!

「今の俺は無敵だ!弱点などない!」

 サスカッチは自分の強さを誇った!

「……それはどうかしら」

 それに対してミスティネージュは不敵に笑った!

「ジェットパイル!」

 ミスティピンクは風を纏った突きをサスカッチに食らわせる!

「フンハーッ!」

 ビルドアップした筋肉から蒸気を放つとミスティピンクの突きを無効化した!

「アクアスラッシュ!」

 ミスティブルーは魔法のウォーターカッターでサスカッチを切断しようとする!

「効かぬ」

 サスカッチは全身を硬化させてウォーターカッターを防ぐ!

「かかったわね!フローズンダスト!」

 その時、ミスティネージュの魔法でサスカッチ周辺の空気が瞬時で冷却した!

「しまった俺の皮膚が凍りついてしまう!」

「どうやらサスカッチの肉体の魔力孔が弁慶の泣きどころのようね」

 たちまちサスカッチの皮膚が魔力孔ごと凍りついた!

 サスカッチの黒い魔力がたちまちのうちに消えていく!

「必殺! トリニティバスター!」

 今がチャンスというばかりに魔力光線をサスカッチに発射!

「グワーッ!ヤ! ラ!レ! タ!」

 サスカッチは断末魔を上げると爆発四散した!


「サスカッチめ……ミスティジャーにやられましたか」

 シャドーバーンはサスカッチが爆発四散したことを確認した!

「覚えておきなさい……最後に笑うのはデモモルゴスだということを」

 負け惜しみをつぶやくとシャドーバーンは姿を消した!


◆◆◆◆◆


 邪魔人を倒し、平和を取り戻した遊園地。

 貞夫とメイドたちは遊園地を楽しんだ!

「ご主人様……楽しいですか?」

 雪音は貞夫に問いかけた!

「みんなと行けて楽しいよ」

 貞夫はそう言って笑った!

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