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爆縮と体温の機知(5)

衝突判定

真ん中に固まった

あの形を

四方八方へ

削り散らし

それをもって

多様性と言ったら

邪魔だ邪魔だと

四方八方から言われる

それで良いのだ

他人にぶつかりに行く

多様性とは

それを無数に行い

火花を飛ばすことである


戦いが嫌だったから

僕等は一つにまとまった

空気を読み

それ以上に

争うことが無いよう

作り上げて来た

我慢と息抜き

みんな、同じで

同じであることが良かった

差異はあっても

大きくならぬようにして

一定の形で終わるようにした

それが大きな戦争の後

学んだ事柄だった


だが

今は違うのだ

多様性を合言葉に

一人が一つを作り上げ

その一つの存在を叫び

何故、それが認められないのか

戦っているのである

孤軍奮闘か

群雄割拠か

仕方ないことだが

人間から

争いを抜くことは出来ない


人間が持ち得る武器を

全て使っている

頭脳も感性も

才能も心情も

全てが武器である

優しさも武器なのだ

それで得る物があるなら

それが武器になるのである

術だとまやかしで言おうとも

道徳や倫理で包もうとも

それが武器になるのである


些細なことで

人は終わる

優しさでも終わるし

力でも終わる

一つを抽出して

良いことだと言っている内は

終わるのだ

繋がりをあれだけ叫びながら

事柄の繋がりを考えない

行動は表裏一体で

明暗と共にある

何を考えようか

人、一人の寿命では

辿り着かない

メビウスの輪みたいな物で

使い勝手が悪い

だから、考えないのだろう

面倒なことであるし

利用できるのであれば

それは利になるのだから



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