表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
暇な神王は下界で遊ぶ  作者: 夢狐
5/5

五話 長引きは嫌

投稿が長引いた。

「いやぁ、姫を助けて頂き誠にありがとうございました!ハッハッハっ!」


気持ちが悪い位に態度が変わっているマルクがアルフィスに礼を言ってる。姫様も他の騎士もその変わりように何事かと目を点にしている。


「気にするな」


アルフィスはそんなこと気にもせずに、平然と返す。まあそもそもこうなった原因はアルフィス自身にあるのだが…


(いやぁ、やり過ぎかな?まっいいよね?自業自得だ)


アルフィスがやった事、それは簡単だ。洗脳したのだ。この世界には洗脳魔法という特殊魔法が存在するが、そんなレベルじゃない。神の王であるアルフィスならばこいつはこうなればいいと思っただけでそのものの思考、言動、種族までありとあらゆるものを変えることが出来る。アルフィスはマルクは裏切らない、という風に思考を変えたのだ。その為今のマルクにとってアルフィスは姫を助けてくれた恩人という事になり、先程の態度となる訳だ。

普通はこういう場合、後々裏切り者だと判明するケースが多いが、アルフィスにはそんなの待つのは面倒でしかない。なので手っ取り早く思考を変えたのだ。


(長引きは嫌)


アルフィスがこんな性格のせいで長期プランで考えていたマルク裏切り劇はあっさりと幕引きとなってしまったのだった。


「ゴホンっ、さてアルフィス様には助けて頂いたお礼をしたいので、王都に着きましたら王城にて父上ーー国王に会っていただきたいのですが…」


さてここでこの姫様の事を伝えておこう。この姫はこの世界にある大陸の一つガルマラ大陸の西方にある国『リグレスタン王国』の王ガラン・フォン・デルスニート=リグレスタンの娘であり、第二王女のマリーナ・フォン・デルニートである。


「ん?王に会うの?いいよ」


マリーナがまたも目を点にする。しかしすぐに戻し、笑みを浮かべた。


「ふふ、面白い方ですねアルフィス様は」


「そうかな?」


普通は国王に会うと言われれば、少しは緊張するものだ。しかしアルフィスは何とも思ってないかのように平然としている。それがマリーナには面白く映ったのだろう。まあアルフィスも神王である。神の王という最高位の存在が、たかが人の王、それも自分が創った者の末裔に会うと言われても、大した事とは思えないだろう。


「まもなく到着です」


(さてこの街では何をしよっかなぁ〜♪)


まだ見ぬ街に期待を膨らませ、アルフィス達は王都へと向かっていったのだった。

ねるねるねるね…食べたいな。なんてね


本編とは一切関係ありません。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ