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天竜族の里

「ウム、良い飲みっぷりだ。

まずは何か聞きたい事があるなら答えられる事なら何でも聞いてくれ」


「それじゃ、まずここは天竜族の村で間違いないでしょうか?」


「間違いなく、ここは天竜族の里と呼ばれている所だ」


「その割には、竜の姿が見えませんが」


「この広さで竜の姿で暮らしていたら、狭くて仕方ないし、第一に食料の消費が半端なく過大する。

人の姿だと余計な体力を使わない分、食料は人と変わらないくらいで済む」


その言葉を聞いて、今、内にいる王竜のアナンタは人の姿でも沢山食べるけど種族の違いか?

それともただの大喰らいなだけなのだろうか。


「それでは、ここに住む人達は全て天竜族と言う事ですか?」


「まあ、全員、天竜族で間違いないのだが、ほとんどの者は竜の姿に戻る事はできない」


「それはどうしてなんですか?」


「退化したというよりは、順応したというべきか。

竜になる必要が無いからな」


「そもそも何でこんなに所に住んで居るのですか?」


「それは天竜族が争いを好まない種族だからだ。

戦うのが嫌で、この亜空間に里を築き、外部から侵入されないように強力な魔法で防護しているのだ。

この魔法は代々、最も竜力がある者が長となり努めてきた。

そして外部と交流を持っているのは同じ竜族のみ」


「なら、何で僕達は…、いや、僕はここに呼ばれたのでしょうか?」


僕には何故、呼ばれたのかが分からなかった。


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