表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
985/1026

巨大な積乱雲

「おい、ゴリラ!

隼人を解放しろ!」


「何を言っているんだ?

私はダーリンとラブラ…」


ゴリラが言いかけた所で、ゴリラの腹に死なない程度に強烈なパンチを僕は繰り出した。

一瞬だった事もあり、ゴリラは何が起きたか分からなかっただろう。

大きくバウンドしながら転がり、壁に当たって止まった。


何が起きたのかという顔で皆が僕の方を見ていたが気にしない。

ゴリラは気絶したのか、動く気配は全くなかった。


「おい、隼人!起きろ、隼人!」


僕は隼人を揺さぶりながら呼び続けた。

するといきなり目がパチと開いた瞬間、僕と目と目があった。

次の瞬間、起きたかと思ったら、僕の目の前で立ち、そして片膝をついて頭を垂れた。


「主、何なりとご命令を」


隼人が言い出した。

これは何かの罠か、それともドッキリかとも思ったが本人は、至って真面目のようだ。

もしかしたら薬がまだ効いているのかも知れない。

それならば今の内、こき使った方が良いか。


「それなら、あの邪魔なゴリラをDルームに運んで幽閉しておいてくれ。

あっ、ついで逃げないように見張っていてくれ」


「主の仰せのままに」


そう言うと隼人は、ゴリラの片足を掴み引き摺りながら運んで行く。

これで邪魔者は居なくなった。

僕はサフラン王子に話をして独りブラックホールへと向かった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ