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巨大な積乱雲
それにしてもいつの間に隼人とアマゾネスのゴリラは仲良くなったのだろうか?
隼人の奴、あんなに嫌っていたはずなのに何か弱みを握られたのだろうか?
だが見た感じ、そのようには見えない。
気軽に打ち解けあい、分け隔てなく二人でお喋りをしている。
お互い二人が納得していれば、周りが邪魔する事でもないし、隼人に奥さんというか彼女というか、出来た事には喜ばしい事だ。
面倒な事が起きない限り、二人を放っておこうと思った。
そして空中戦艦はブラックホールの前まで来ると艦は突然、停止した。
勿論、艦の動力は停止したままなので、周りの流れが止まったと言った方が正しいか。
そして、ブラックホールの中から僕を呼ぶ声が聞こえてきた。





