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巨大な積乱雲

仮にも次期国王となるサフラン王子が、こんな所で空中戦艦と心中するなんてあってはならない事だ。


一緒にいた僕に何故、王子を止めなかったのかと言われるのがオチだ。


だって僕が王子に言える立場出ないことは明らかだ。

ただの護衛として付いていたのだから…。


待てよ、でも王子達が空中戦艦と心中して、僕だけ生き残ったら護衛としての任務を果たしていない事になる。

その場合、生き残っても罪になり死罪と言う事もあるのでは?


それならそれで逃げるという手もあるが、犯罪者として常に誰かに狙われるかもしれない。

それは僕だけならまだしも、僕の嫁達にも危害が及ぶかもしれない。

それだけは避けなければならない。


ならば、どうやって空中戦艦と心中する王子達を連れ出すか、考えてもあれだけ頑固に空中戦艦に残ると言っていたから、無理に連れ出すのは絶対無理だろう。


それならば空中戦艦を無事に、この巨大な積乱雲から脱出させる方が容易いのではと考えてしまうが、容易ではない事は分かっている。


空に関して何の知識も持たない僕だが、やれる事はやろうと思った。


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