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対帝国艦隊
「進路を積乱雲にとれ!」
兵士達は困惑して、積乱雲なんて行きたくはない。
だが王子の命令は絶対。
逆らう事など絶対出来ない。
逆らったら最後、命令拒否は死刑だと言われ死刑になる可能性だってある。
だから兵士達は、
「イエッサー」
としか言えなかった。
空中戦艦は積乱雲に進路をとった。
積乱雲の中は何が起きるか分からないので、念の為にサフラン王子以外の王子や護衛の人達はDルームに待機してもらう事にした。
目の前には巨大な積乱雲。
今、まさに積乱雲に突入しようとしていた。
 





