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空中戦艦

いよいよ空中戦艦へと乗り込む。

意外と嬉しさの為の高揚感なのか、心臓の音が大きく聞こえくる。


思えば日本に戦艦や空母が近くの港に来た時は、必ずと言っていいほど見に言っていた。

残念ながら中には入る事は出来なかったが、中がどういう風になっているのか、いつか見て見たいと思っていたが、まさかこの異世界が夢が叶うなんて…。


中の構造は違うかも知れないが、戦艦の中に入れた事が嬉しくて仕方ない。

前に空中戦艦を落とす為に、戦艦の内部に入った事もあったが、その時は戦闘の為、周りを見ている余裕すら無かった。


だけど今回は乗客として乗る訳だから、しっかりと目に焼き付けて行かないと。


「乗船ありがとうございます、翔様。

案内いたしますので、出発まで第1客室でお待ち下さい」


空中戦艦に入ると直ぐに案内係に声をかけられ、部屋へと案内してくれた。

部屋は空中戦艦の中心部辺りにあり、大事な客人を乗せる為なのか、他の部分より頑丈に、そして豪華に作られていた。


戦艦なのに、こんな部屋が必要なのかとも思ったが、遠い場所に移動する為には空の方が安全らしい。

空の上では襲ってくる者など居ないだろうしね。

現在のエアーフォースワンと言った所か。


会議室も有り、有事にはここから指示が出せるようになっているようだ。


部屋に入ると既に他の王子とその幹部達らしき者達が席に座っていた。

他の護衛達は部屋に入りきれなかったようで、会議室に入れられたそうだ。


「翔、1番最後だぞ」


「すいません、遅れました」


「いや、遅れてないぞ。

皆が早いだけだ」


「それにしても楽しみだな、空の旅というのは初めてでな」


「そうそう、昨日は子供みたいに乗れるのが楽しみで眠れなかったわい」


なんだ、結局、皆、楽しみで仕方なくて早く来ただけか。

皆、僕と同じ気持ちなんだな。

でも楽しいのは今だけ、これから魔族領へと向かうとなると無事に帰れるかどうか分からない。

念の為に、Dルームの扉を空中戦艦の中に作って置くことにした。


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