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幼女達 1
「ママ、ママ、ママ」
「お家に返してください」
「おじちゃん誰?」
「お父さん、お母さん」
今、Dルームの中は最高潮に騒がしくなっていた。
魅了スキルが解けて幼女達は元に戻ったが、魅了スキルがかかっていた所為か、いきなり見知らぬ場所に来て親も居ない。
取り敢えず幼女達はそれぞれ親を探して叫んでいたが、ここにいるはずもなく、Dルームへと連れて帰ることにしたのだ。
最初、見知らぬ僕達の言う事など聞くのか?など考えていたが、素直に幼女達は付いて来てきてくれた。
他に行く宛もないからかとも思ったが、隼人の言う事は全く聞かない。
僕は子供にモテるのか?
まさか、この腕輪の所為か?
でも僕は魅了スキルを使った覚えはない。
まあ、いいか…、この指輪も腕輪もその内分かる事だろう。
言う事を聞いている間にDルームに移動した。





