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謎の仲間 65

周りには続々と幼女達が集まってくる。

その数は100人以上、多種多様な種族。

こんなに多くの幼女達を誘拐して働かせていたのか?


それも魅力スキルを使って無理矢理に…。


「涼太〜〜〜!!」


僕は剣をリングボックスに収納した。

剣を持ったままでは幼女達を傷付けてしまう。

僕は素手で戦う事を決断した。


素手でも涼太相手に問題ないだろう。

それに剣で戦うと涼太を怒りで殺してしまいそうで、冷静になって考えれば殺す必要は無いのではないのか。

幼女達を無理矢理働かせてはいるが、殺した訳ではないだろう。

親には何を言われるか分からないが、一緒に謝りに行って許してもらうしかない。

後は涼太が反省するかどうか。


幼女達が僕に向かって襲ってくる。

躱しながら幼女の首筋を狙って手刀を放って行く。

幼女の動きを躱す事など造作もない。

だが、学習したのか、それとも涼太が魅力スキルで指示を出しているのか、僕が手刀で幼女を気絶させようとした所を狙って、他の幼女達が襲ってくるようになった。


こうなると流石に手刀を打つタイミングがずれて気絶させられなかったり、幼女から離れなければ、こちらが捕まり、それを離そうとすれば幼女達に怪我をさせるかも知れない。


『我を使え』


この声は指輪か?


『使えとはどう言う意味だ』


『こういう事だ』


そう言うと僕の頭の中に一気にもの凄い量のデータが流れてくれる。

それはまるでバックアップしていたデータを、また頭の中に戻しているような感覚。


『このデータは?』


『これは過去に使用した者の蓄積された記憶。

一度に記憶を送ると頭がパンクしてしまうので必要な一部分だけ送った』


これで一部分?、これでもかなりの記憶が僕の頭の中に入って来たが、どれだけの記憶がこの指輪に入っているだろう。

それは、おいおいわかる事だし、今は幼女達を気絶させ、鎮圧させる事。


指輪の記憶の中には、賢者が使用したと思われる大勢を気絶させる魔法もあったが、精霊魔法を得意とする僕には魔法系統が違っていた。


なので今回は面倒だが指輪の力を借りて1人ずつ気絶させる。


幼女に指輪を嵌めた左手で触れ、「スタン」と短縮呪文を唱える。

すると幼女は簡単に気絶し、その場に崩れた。


首筋を狙わなくても触れるだけで気絶させる事が出来る。

全体的に気絶させる事は出来ないが、かなり楽になった。


僕は素早く動き幼女達に触れながらスタンを唱え次々に気絶させていった。


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