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85 脱出

牢屋を出て、ぐに突き進む。

見回りの兵士だったのか、何十体かのゴブリンが甲冑を着たまま死んでいる。


「潤、この国ではゴブリンも兵隊なのか」


「ああ、王の横にいた参謀が来てから、この国はおかしくなったんだ。

王様も変だけど、兵士としてゴブリンやスケルトンなどを増やして戦力増強しているんだ」


突き当たりに上に上がる階段があり、一気にかけ上がる。

地下から一階に上がると、そこにもゴブリンの死体が沢山散乱している。

いくつもの扉を開け先に進む。

かなり厳重げんじゅうにされているのが分かる。

最後の扉を開けて、建物から外に出ると普段と変わらない人通りの多い街並みがあった。


「兵士達は居ないのか?潤」


「主力部隊は、今頃ナーガ国へと進行中のはずだ。

あと騎士団が、あのピラミッドの警護にあたっている」


「早く、知らせないと!」


「あのピラミッドで、情報封鎖している。

だから、ピラミッドから離れれば連絡もつくと思う」


「分かった、急いで馬小屋に急ごう」


僕達は、人混みにまぎれ込み馬小屋を目指す。

10分程の所に馬小屋があったので、みんな馬にまたがり脱出の準備に取りかかる。

馬なんて、僕、乗れないんだけど、どうしようと思ってた時、


「翔、捕まれ」


潤が自分の後ろに乗せてくれた。


「アナンタこい」


ついでにアナンタを潤と僕の間に乗せた。

三人だけど、アナンタは軽いから大丈夫だよねと言い聞かせ、馬を走らせる。


「僕が隠し出口を知ってますのでついてきてください」


みんなが、潤の跡をついてくるが、このまま大丈夫だろうか。

気になったので念の為、精霊達を呼んだ。

外に出たら、テレパシーは使えたので回りを警戒するように指示した。

騎士達に見つからないように、裏通りを急いで駆け抜けた。




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