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76 引っ越し

フルールイルに着き、中に入ると数日前まで森が手前まで広がっていたが、かなり伐採ばっさいされ道が舗装され新しい家が建ち始めていた。

発展の為には森が削られるのは仕方がないのかも知れないが、見慣れた場所が変わるのは何か寂しさを感じてしまう。


その作業している人を見ながら、僕達は、そのまま自宅に帰ることにした。


「ここが僕達の自宅です」


「わあ、大きいね」


「ここが新しいおうち


「お洒落なお家だね」


子供達はそれぞれ浮かれながらしゃべっていた。

子供達の人数が20人とエリス、


「子供達は4人で1部屋、エリスは1人で1部屋でいいかな」


「は~い、どの部屋にしようかな」


子供達は、誰とどの部屋にするか考えていた。


「あと、年上のラミアが子供達のリーダーね、

ラミアとエリスの言うことは聞くように、ラミア、ちょっと」


僕はラミアを一人をこっそり呼び、これからは盗みをしないように、くぎを刺した。

もうしないと思うけど念の為だ。


「これからは、皆で分担して仕事してもらうから、掃除、洗濯、家事、畑仕事など自給自足だから手分けして頑張ってね」


「はーい」


子供達は元気のいい返事をする。

まるで幼稚園だな。


「それじゃ、夕食の準備するから女性達は手伝って、男性達は食事に使う野菜を畑から取ってきて」


お肉はリングボックスに入れている。

冷蔵庫のない異世界では腐らないし、いつでも取り出されるから便利だよね。

野菜は畑から取れたて新鮮で、とても美味しい。

自分達で精魂込めて作った所為かも知れない。

夕食の準備をしていると、セレナさんとエレナさんがやって来た。


「帰ったなら、帰ったと連絡くれてもいいじゃないの」


「あ、すいません」


「まあ、良いけど、罰として夕食一緒に食べさせて」


「はい、良かったらどうぞ」


ただ夕食を食べに来ただけでは無いかと思ってしまう。

まあ、僕は会えるだけで嬉しいけど、皆はどう思っているのだろうか?

なかなかこんな事、聞けずにいた。

料理ができ夕食の準備が出来たので、全員で夕食を取る事にした。

皆で感謝のお祈りを済ませ、食事が始まる。

子供達は、しつけのせいか、今まであまり食べて無かったからか、みんな静かに黙々《もくもく》と食べていた。

一方いっぽうで、セレナさんとエレナさんは食べながらみんなしゃべっていたりして性格なのか、食事のにぎやかにしてくれた。

更に五月蝿うるさいのが、精霊達とアナンタだった。

精霊達は、成長したはずなのに中身は変わってないようだ。

最後の方は、子供達も元気になり会話に参加するようになってきた。

名前はまだ覚えきれないけど、おいおい覚えていこう。


後片付けを終え、子供達を先に寝かせみんなリビングでくつろいでいた。

セレナさんとミレナさんは、夕食を終えると早々に帰っていった。

やはり食事をする為だけに来たようだ。

それにしても子供達が元気になって良かった。

これからの事を話していたが、子供達のことはエリスに任せて、無責任かも知れないが僕は護衛の任務に行くので、隼人にレベル上げいでに食材をお願いして、この人数だと畑の野菜も足りないので、畑の拡張と管理を子供達にやってもらうことにした。

家も拡張したいけど、建築士のスキルを持った人がいない、誰か雇うにしても今、街の整備で忙しいのでその後になるだろう。

少しずつ改善していかないと、夜遅くまで話合いをしていたが、問題は山積みなので直ぐには解決しない。

今日は、もう遅いのでここまでにして寝ることにした。


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