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74 謎の指輪

僕は剣を取りだし構える。

剣と盾を持った骸骨だから、スケルトンナイトなのか。

剣で突くが骨の間にはまり、抜けなくなるし扱いにくい。

切るよりは打撃の方がいいか。


剣を戻しトンファーを取り出す。

両方の手に一本ずつ持ち、回転させ遠心力の力を加えて打撃していく。

スケルトンナイトが向かってくる。

『スキル電光石火、心眼』


回りがゆっくり動きだし、自分の回りの状態が手に取るように分かる。


正面から来るのが早いな。

剣を振りかぶり襲ってくるが、こちらが速いどうに一撃、上下に別れた。

次、後ろ、剣を防ぎ頭から一撃、粉々になった。

右側、剣を受け流しそのまま二撃砕けた。

その時、反対側から爆音が聞こえた。


ウェスタが炎を使ったようだ。

ウェスタの回りが、跡形もなく消えていた。

まだまだスケルトンは残っている。


僕は、スケルトンの攻撃を流しながら打撃していった。

闇雲にというよりは、流れに乗っての方が正しいか。

気付いた時は、スケルトンナイトを倒してしまっていた。

ほとんどはウェスタの炎で消滅してしまったようだ。


「力を求めし物よ、試練はなされた。

何を求める」


「何をって、偶然来ただけといったはずだが」


「ウム、困ったな、ならこの指輪をお主に与えよう」


「指輪なら付けているし」


「何だ、知らないのか。

指輪は、人の潜在能力にもよるが、何個でも付けられるし、指輪によって性能が違う」


「知らなかった、初耳だ」


「よしよし、この指輪は私が長年かけて作った最高傑作だ。

私の形見受けってくれ」


指輪を投げてきたので、僕は受け止める。

すると、スケルトンマスターは霧のように消えていった。


夢だったのか。

でも指輪は、ちゃんとある。

指輪をめてみるが、別段何も変化しなかった。

騙されたと思い外そうとしたが外れない。

どう言うことだろう。

呪いのたぐいでは無さそうだが、どうしようもないのでそのまま戻ることにした。


スケルトンマスターが消えたせいだろうか、扉も軽くで開くようになっていた。

来た道を戻り、寝床で眠りに就いた。



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