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274 チョウサイの街

バンブーテイルを出て直ぐ、戦場の凄まじさを痛感する。

争っていた場所は焼け野原となっており、人の死体は無かったが、剣や鎧などの残骸がそのまま置きっぱなしで、放置されていた。


辺りには焦げ臭い匂いと、何とも言いがたい匂いが混ざり異臭を放っていた。

こんな所はとっとと離れて、先へ進まないと…、どこまでいっているのだろう。


更に進むと元イザカロ国の首都が見えてきた。

ここも被害が大きく、城門は壊され街の至る所から黒い煙が上がっていた。

復旧するのに大分、時間がかかりそうだ。

民衆は避難していたから、人的被害はないだろう。

ここにもラウージャ達の部隊は居なかった。

ここから先はネイロ帝国の領土となる。

次の街まで進む。

次はキュウリュウベイという街だ。

街といってもネイロ帝国が他の国を占領しながら大きくなっているので、街というよりは都市に近い感じだった。

街の大きさはイザカロ都市と変わらないくらい大きい。


こちらも城門は破壊されているが、街には何の損害もないようだ。

街の周りに争った跡があったので、街の中には入らず街の周りを通って進んだと思われる。


上空から街のの中を覗いてみると、ナーガ国の旗がいくつも立てられており、ナーガ兵達もちらほらと見かけた。

民衆は普段通りの生活を送っているようで、商店街の方では多くの人々で活気に溢れていた。


ここにも主力部隊がいない。

次の街まで攻めているのだろうか。

ここに居ないので、次の街を目指した。

次の街はチョウサイ、丁度イザカロ都市とネイロ帝国の都市の中間に当たる街になる。

大きさ、形、規模もキュウリュウベイとほとんど変わらなかった。

ここも城門は破壊されていたが、街には被害はが無さそうだった。

ここには多くのナーガ兵達が達の手伝い外にも中にも沢山いたが、肝心のネイロ帝国兵士の姿は見えなかった。


ナーガ兵士の多さから、ここにラウージャ達もいると思い、チョウサイの街に降りることにした。

ここは既に防護壁が壊されており、何の抵抗もなく街に降り立つ事ができた。


取り敢えずラウージャを探そうと思いマップを確認すると、どうやら領主邸にいるみたいなので、そちらに向かった。

途中、商店街を通った時、住民は普段通りの生活を送っており、いろんなお店が開いていた。

そういえば、朝飯もまだ食べていなかったなと思いだし、美味しそうな匂いに釣られて一軒のラーメン屋だった。


異世界でもラーメン屋が有るんだと思いながら、ラーメンを一つ注文した。

隼人も、ラーメンが好きだった事を思い出したが、次の機会に連れて来ようと思い、今回は僕だけラーメンを堪能する事にした。


出てきたラーメンは極細の麺にスープは豚骨、チャーシューとゆで卵が入っていた。

いつもは醤油ラーメンなんだけど、豚骨なんて食べるかなと思っていたけど、意外と豚骨ラーメンも美味しかった。

スープは濃厚かなと思っていたが意外や意外、さっぱりとした味わい、麺もスープにあってズルズルと啜りながら、止まらなかった。

そしてチャーシュー、これが更に味を引き立てる。

最後はスープまで飲み干し、ごちそう様。

豚骨ラーメンも病み付きになる美味しさだった。

次は皆を連れて食べに来ようと、思いながら本来の目的を忘れ、脱線してしまった。

いろいろ見たい物はあるけど、先にラウージャに会うことにした。


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