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266 戦闘 12

「時間もなくなった来たから、そろそろ終わりにするか」


ガクシンは、威厳のある声で話しかけた。

僕は時間がない?何故時間がないのかと考えていた。

甲板の周りは黒い煙で覆われて気付かなかったが、地上が直ぐ側に見える。

高度が落ちて、まもなく地上に墜落してしまうだろう。

だから時間がないのか。


ガクシンは盾を捨てて、剣一本、両手で構えていた。


「これが最後の攻撃だ。

これで翔殿が勝つか、私が勝つか決まるだろう。

覚悟はよいか」


良いも悪いも、そんな事わざわざ言う必要などないのに、律儀な人だ。

僕も竜聖剣を構え、大きく息を吸い込み気を高める。


「では、行くぞ」


ガクシンは剣を横に振りかぶった状態で、こちらに走ってくる。

僕も向かえ撃つ為、左右にステップを踏みながらガクシンに向かっていく。


お互いが攻撃範囲に入ると、それぞれに剣を振りかぶった。

ガクシンが上から防御を捨てた強烈な斬撃を放つ。

これを受けたら即死だろうなと感じながら避ける。

一撃目は何とか避けたが、直ぐに二撃目が飛んでくるが、その前に僕の剣がガクシンに当たりそうだと思っていたら、ガクシンの二撃目が軌道を変え、僕の剣を弾き、そのまま僕に軌道を修正しなおす。

僕は避けきれないと判断して、地面から土壁を出現させ、相手の攻撃と視認を防ぐ。

驚いた事に、壁は土ではなく、鉄で出来ていた。

ここが地面ではなく空中戦艦の上だからなのか。

僕は見えないことを良いことに、少し離れて距離をおき、魔法攻撃の準備をしていた。


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