24 他のメンバー
翔とムラサメさんを見送った後、残りのメンバーは狩りに行く準備をしていた。
「でも、どうして番長はこの世界にいるのかな」
「そうだな、あのときグランドには僕達クラスメイトと部活をやっている生徒ぐらいだったはず、番長達が居れば直ぐ分かるはずだし」
「どのくらいの範囲の人が、こっちに来てるのかなぁ」
「飛ばされた生徒に聞いてみるしかないか」
「それにしても、も~う番長ひどくない」
「そうね、いくら奴隷だからと言っても、元は同じ世界の人間なんだし...」
「あ~嫌だ、奴隷になって虐待受けるなんて」
「翔くんには、絶対、絶対勝ってもらわないと」
「でも噂では、番長はできた人間だと聞いていたんだがな」
「こんな異世界に来たら、性格も変わるわよ」
「準備終わったかなぁ」
ミレナさんが覗きに来て声をかけてきた。
「は~い、もう少しです」
「俺、翔に負けたくないんで、なるべくレベルの高いモンスターを倒したいんです」
「ふ~ん、隼人くんは翔くんのライバルなんだね」
「そういう訳じゃないけど、翔に頼りたくないというか、翔に頼りにして欲しいというか、お互い頼りあってみたいな、上手く言えないけどそんな感じ」
「うん、うん、仲がいいんだね」
「まあ、腐れ縁ですけど」
「よし、翔くんに負けないようレベル上げ頑張るぞ!
では、狩りにレッツゴー」
ミレナさんと他のメンバーはレベルの高いモンスターを目指して狩りに出掛ける。
ほとんどの動物が巨大化している中、次はどんな獲物が巨大化しているかを楽しみにしていた。
いつも読んで頂きありがとうございますm(__)m
ブクマ、評価お待ちしております。