表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
225/1026

225王宮へ

『ピロン、ピロン、ピロン』


ディメンションルームの中にある自宅、寝室の大きなベッドでファミリの仲間で一緒に眠っていた。


ベッドと言っても、10畳ほどある部屋全体がふかふかのベッドになっていた。

僕はいつも真ん中、その両脇を順番で決めていた。

今日の担当は右側にエアル、左手にミディアが寝ていた。


別の部屋で神楽と茜、エマとルーク、ルナがそれぞれの部屋で寝ていた。


『うるさいな、何時だと思っているんだ。

誰の目覚まし時計だ』


睡眠を邪魔され、半分はまだ夢の中にいる気分だった。

視界の下の方に赤い点滅が有るのに気がついた。


『あ、緊急連絡か、もしもし、翔です』


『遅いぞ、翔』


『何かあったのか、ラウージャ』


『イルプレーヌの兵士が王都を取り囲んでいるんだ』


『え、攻撃受けているのですか』


『いや、まだだが、王都の中にいる人数が少ないと見て、取り囲んで圧力をかけるのが狙いだと思うが、これから作戦会議を行なうから王宮まで来てくれ』


『分かった、直ぐ行くよ』


『待ってる』


僕は皆を起こさないように、ベッドを抜け出し、身支度を整えディメンションルームから白銀騎士団の駐留している空き地に出ると、丁度、セレナさんも王宮に向かうところだった。


「あれ、翔くんも呼び出し?」


「はい、寝ているところを起こされました」


「そうよね、相手ももう少し考えて行動してくれればいいのに」


「そうですね、日が昇る前でまだ辺りは暗いのに、明るくなってから行動すればいいのに」


そんな他愛もない話をしながら、急ぎ王宮へと向かった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ