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200 フィールドキャスル

フィールドキャスルまで、僕達は来ていた。

通常、馬車で二時間かかる所だが、僕と神楽、茜で長距離なので少し押さえ目に走ってきたが一時間もかからなかった。


漁村の見える所まで来た所で、ディメンションルームの扉を開け、皆を外に出したが閉じている間、別に何も気になる事は無かったようだ。


皆で村に近づいて見ると、本当に誰か住んでいるのか分からないくらいさびれていた。

防護壁は、作動しているようだが城壁の無ければ、村を守る騎士達も居ない。

とりあえず村の中に入って見るが、ほとんどの家が崩れかけて、誰も住んで居ないみたいだ。


念の為にマップで人が射ないか確認すると、奥の方に10人くらいの固まりがあったので、そこに向かうことにした。


「どうしてこういう風になったのでしょうか」


「やっぱり税金払えずに逃げたからじゃないの」


「税金を安くすればこんなことにはならなかったハズなのに」


「それは領主次第ってことでしょ」


「そうだね、やはり領主が悪いのか」


「まだ決めつけるのは早いですよ、翔様、自分の目できちんと確かめないと」


「そうだなラウド」


僕達は先へと進んでいると、一人の男と出くわした。


「お前さん達、何処へいくつもりだい」


「海賊達に会いに来ました」


「翔様、それはあまりにも単刀直入に言い過ぎではないですか」


「そうか、神楽」


「お前ら、面白いな何故ここに海賊が要ると思った?」


「この割り府をもらったからですかね」


割り府をリングボックスから取り出し見せる。


「多分、三人の主導者があるから要ると思うんだけど」


「割り府は偽物ではないようだな、ちょっと待っていろ」


誰かと連絡を取っているようで、傍目はためから見るとひとり事を呟いているように見えてしまう。


「お前、名前は?」


「塚原 翔と言います」


「分かった」


また連絡を取っていた。

5分くらいしてようやく連絡が着いたようだ。


「よし、案内するから付いてきてくれ」


僕達は、案内役の男に付いていくと海岸通りに出た。


「ここを更に南に海岸を歩いて行くから」


僕は既にマップで確認していたが、南へ三キロ程行った所に200人くらいの集団があった。

多分、そこに居るのが海賊達で間違いないだろう。


僕達は案内役に付いて歩いていた。

精霊達は、いつの間にか姿を隠し見えないようにして僕達を追いかけて来ていた


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