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199 ディメンションルーム改装

僕は神楽と茜、三人で南の漁村フィールドキャスルに向かって駆け抜けていた。


ディープインレットの村で一週間が過ぎ、皆、回復していた。

最初に回復したのは、神楽と茜だった。

元々レベルが高かったので、それほど急激にレベルが上がってないかららしいが、それでも神楽はレベル186、茜がレベル182とかなりレベルが高くなっている。

次の日にルナがレベル158、エマがレベル127、ルークがレベル136まで上がり回復した。

それから二日後に沙羅、空、ラウド、ミディアが回復し、レベルは皆120台に乗っていた。

最後に回復したのが、何故かクロ、レベルは56だが僕の直接なファミリではないのに不思議だった。

空のファミリになっているはずなのに、そう考えると僕のファミリの空、空のファミリのクロ、僕のファミリとして繋がるということか、レベルの上がり率は流石にそこまでないけど、皆にレベル分け与える事が素晴らしい。


だって皆、高レベルになってきているから、死ぬ確率は大分少なくなっただろう。

これなら仲間皆をファミリに入れて一気にレベル上げすれば良かったかなと思う。


皆、回復したので、今後の行動とディメンションルームについて話していた。

今後の行動は、僕に一任されたので、漁村のフィールドキャスルに向かうことに決まった。


ディメンションルームについてだが、一度閉じても、中に有るものはそのままだと確認したが、僕達が入ったらどうだろうということになり、流石にいきなり人で試す勇気が無かったので、近くで狩ってきた獲物を生きたままディメンションルームに入れて一度閉じてみる。


小一時間程してから、ディメンションルームを開いて見ると、何事も無かったように獲物は中でうろうろしていた。


さあ、次は人で試してみるか、誰でも良かったのだが、閉じた時に何かが起こっても直ぐ対処出来るように僕が試すことにした。

皆には反対されたが、中に入った状態で入り口を閉じられたら、外部から攻撃を受けることはまず無いので、安心して休むことができる。


そう思いディメンションルームに入ると一緒に沙羅、空、ラウド、ミディアが入ってきた。


「ちょっと、危険だから外で待っていてくれ」


「翔くんとは、もう離れたくないので」


「翔様とは、一心同体ですので離れません」


「もう、仕方ないな、それじゃ閉じるよ」


僕はディメンションルームの入り口を閉じた。

別に変わった事はないようだし、呼吸も問題ない。

そうだ、閉じた状態で外部との連絡は出来るのか、試してみるか。

リングの通信で神楽と連絡をとってみる。


「神楽、聞こえますか」


「はい、翔様、聞こえますよ」


「小一時間程、閉じたままにしてみるから、のんびりしていて」


「分かりました。何かあれば直ぐ連絡下さい」


「分かった、また後で」


連絡はとれるので、ディメンションルームに人が入りたいときや、出たいときは連絡して扉を開けるようにするか。


「一時間程時間があるから、その間に部屋の模様替えをやるか」


「翔様、模様替えと言っても何も有りませんよ」


「ミディア、それがこの部屋は僕の作った物だから、中の物も想像で作ることが出来るんだ」


「本当ですか」


「ああ、どういった部屋にしたいか言ってくれ」


「私は可愛いお部屋がいいです」


「私はアンティークなお部屋が…、」


「私は翔様と一緒の部屋で」


「それは却下します。まず一人ずつ部屋を作るか、とりあえず10部屋作るか」


広目の部屋を10部屋作り、それぞれの名前を刻んで行く。

寝室は皆で寝るという事で大きめの部屋を作った、神楽、茜、エマ、ルーク、ルナ、クロは自分の部屋で寝るだろう。


キッチン、シャワールーム、テーブル、椅子、ソファーを作り、緑を入れる為に観葉植物みたいな物も作った。


「後は個人的に部屋をどうするか、決めて行くか」


水はどうなっているのか不思議だったけど、イメージでレバーを押せば水が出て、引けば止まる。水は排水口から流れ出るとイメージするとそのようになった。


一時間後、ディメンションルームを開いた。

場所も前回開いた所と同じ場所だ。

移動した場合どうなる、一度閉じ、少し移動して開くと移動した場所で開いた。

僕の座標でディメンションルームの位置が変わるようだ。


ディメンションルームと内装を替えていたら、そこで1日が過ぎてしまった。

次の日、フィールドキャスルに出発するが、ここまでレベルが上がれば走った方が早いのでは、という事でキャンピング馬車を賢者の指輪に入れることが出来たので、指輪に入れ他の皆はディメンションルームへ、僕と神楽、茜は訓練も兼ねて走って向かうことになった。


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