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137 あと4日午前

今朝も皆集まり、一緒に食事を取る。

会議室兼食堂と認識された部屋で机と椅子を並び替えて、いつものように食事を取る。

人員も増えてきたし、メイドもルナさんの他に五人とコックを一人雇っている。

広い屋敷だし、いろいろ大変だと思い雇っているが、これからまだ人数が増えてくるとメイドも増やさないといけないだろう。

そして何よりコックを雇えたお陰で、料理を作らなくて良くなった事が一番嬉しかった。

仲間達は、僕の作った料理の方が美味しいとか言っていたけど、(僕は嬉しいけど)コックの作った料理もなかなか美味しいしレパートリーが広いので、毎日いろいろな料理が楽しめた。

精霊達とアナンタは、いつものように大量に食事を取り込んでいた。

味なんて関係ない無さそうだけど…、そう思いながらその食いぷっりを眺めていた。

スタイルは、全く変わっていないがあの大量の食事は何処に消えているのか少し気になった。


食事を終え、領主室に戻り書類に目を通し印鑑を押していく。

ギルドの契約者が来るのは、昼頃になりそうなので、それまでは書類に印鑑押しだ。

ラーカス、アメリアのお陰でいろいろ一気に片付いているようだった。

動きやすいように一階に仕事部屋を集め、二階を個人の部屋に割り当てた。

一階に待合室、応接室、領主室、副領主室、事務室、財務室、農林業室、会議室兼食堂、台所と振り分けた。

まだまだ部屋はあるので、その都度増やしていこう。


そしていつも一人で部屋で作業していたのに、領主室には、秘書席がいつの間にか作られており、そこにちゃかりと茜さんが座って作業している。

落ち着かない、部屋に若い女性と二人きりということが慣れていない為、チラチラと茜さんの方を見てしまう。


「翔様、何か御用ですか」


「い、いや、べ、別に用は無いけど」


「そうですか、お茶をお入れしましょうか」


「そ、そうですね、お願いします」


茜さんは、一礼すると扉を開け出ていった。

やっぱり女性と二人きりというには苦手だな、こっそり秘書室も作ってそこで作業してもらおうかと考えていた。

まあ、あと少しで出かけるから、戻ってきてからでいいか。

そしてまた印鑑を押し続けていた。


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