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始まりの街

「翔殿、何処へ行くのだ!」


ミランダが叫んでいたが、僕には届かなかった。

僕は、ただ真実が知りたくて走り出していた。


僕は周りの中では一際高い小山に登り、周囲を確認してみると、千年以上、経っている事もあり風化し、ほとんどの物は崩れ去っていたが、中にはまだ原型を何とか留めている物もあった。


あれはビルだ。

もしかすると周辺にある小山もビルの残骸の後かも知れない。


僕の脳裏には昔懐かしい暮らしが蘇ってくる。


あのビルには見覚えがある。



僕はいつの間にか過去を振り返るかの様に歩き始めていた。



ここにコンビニがあって、いつも仲間達と待ち合わせなどしてないのに、ばったりあったりしていた。


そして角を曲がると、美味しいパン屋があったな。

そういえば、この辺りにコロッケ屋さんもあったな。



周りは瓦礫、道路も荒れ果て所々、アスファルトの路面が残っていたぐらいだ。


でも、僕には分かる。

何故なら、ここが僕の住んでいた街だから。


僕は記憶を頼りに進んでいた。


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