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高校入ったら日常が非日常に変わった  作者: 天使長ミカエル
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凱斗の偽彼女Ⅲ

2か月ほど投稿ができず申し訳ない・・・。

ここからファイトだ!がんばれ!俺!



「それじゃあ取材を始めるね、まずは二人の会話してるシーンが欲しいから僕のことは気にせず弁当を食べてくれ」


 午前の授業が終わり昼休み、凱斗と香澄は千鶴に指定された場所に集まり、楓花、葵、紅葉は千鶴の撮る写真に写らないように後ろで見張っていた。

 その三人の表情はとても冷たく、今にも刺されそうな程だった。

 だが香澄はそんな事はつゆ知らず凱斗の口にミニサイズのハンバーグを口に入れようとする。ニコニコとした笑顔で凱斗の口に運ぼうとする香澄の手は止まらず、香澄の箸にあるハンバーグは凱斗の口に到達した。

 千鶴はその瞬間を狙いカメラのシャッターをきった。


「美味しい?」


 太陽のような笑顔で言ってくるおかげでハンバーグが余計に美味しくなったような気分に陥る凱斗であった。

 千鶴は凱斗の少し照れた表情と香澄のニコニコとした表情のツーショット写真を素早いカメラさばきでシャッターをきった。


「こうやって二人で昼ごはんを食べるの、いいね」


 香澄は箸を置き、凱斗の腕に抱きつく。

 凱斗の二の腕に当たる豊かな二つの膨らみが腕を支配し、思わず赤面してしまう。香澄の笑みは小悪魔的表情でさらに胸を押し付ける。


「な、なにやってんのよ!あの二人は!?」


 香澄が凱斗の腕に抱きついたのを見て葵は情炎に身を焦がし赫怒する。

 凱斗と香澄に向けられる視線は一人ニヤニヤとしていて影で監視している三人の表情は深海のように冷たくただじっとイチャイチャする二人を虚ろな目で見つめていた。


「これは取材関係無く僕が単純に気になるんだけどさ、二人はどこまで行ったの?」


 ニヤニヤとした表情で千鶴は凱斗と香澄に迫ってくる。

 真実を語ると千鶴は二人が恋人同士ではない事を知っている。ではなぜその事を知っているにも関わらず凱斗と香澄に取材を申し込んだか、それには二つの理由が存在している。

 一つ目は夜景を撮影していた時にたまたま凱斗と香澄が写り香澄のことが気になったから、というのが一つ目の理由。

 二つ目の理由は単純にカップルを探しても何か気に入らなかったから。

 

「ど、どこまでって・・・」


 小悪魔のような妖しい表情を凱斗にむける香澄。

 凱斗はその表情にみとれていたが、千鶴に勘違いされるのはいけない、凱斗はすぐさま首を横に振り事実を敷衍する。

 これ以上香澄の思い道理にさせてはならない、このまま黙っておけば影で監視している楓花、葵、紅葉が影から飛び出しどうなるかわからない。

 

「ハ、ハプニングでキスしちゃったぐらいですよ、その先はなにもありません」


 凱斗は事実を言っただけなのだが、香澄は少し肩をおとしため息をついた。




 それからは自然な二人の会話を撮りたいという要望だったので、いつものように日時会話に花を咲かせ、有意義な昼休みを過ごした。

 昼休みが終わった後の次の授業で楓花と葵から冷たい視線を送られたのは言うまでもない。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 

 放課後、それぞれが部活だの談笑に時間を使っている中、凱斗と香澄は放課後デートと題して下校風景を写真におさめる為、凱斗と香澄、千鶴と影から監視している楓花、葵、紅葉の昼休みと同じメンバーがいた。

 そして放課後の写真を撮るカメラマンは千鶴に加え、もう一人。


「初めまして、新聞部の風見かざみ乃々です、これは部長の仕事なのに私がするのは納得いきませんが、よろしくお願いします」


 セミロング程の長さの黒髪に落ち着いた色の眼鏡をかけた凱斗よりも一つ上の学年の生徒。

 その口調や容姿をみるだけで一発で文学系の生徒と推測できるが実の所はたまに運動部に顔を出すほどの体育会系の生徒。

 彼女が運動部にしっかりといけないのは千鶴が足止めしていることが主な原因なのだ。


「じゃ、お昼と同様に、僕の言ったことを再現してね~」


 凱斗と香澄の最後の取材が始まった。




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