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高校入ったら日常が非日常に変わった  作者: 天使長ミカエル
31/50

二人きりで映画館行くと何かしらのイベントがあるⅡ

書き方ちょっと変えて見ました。

ホント馴れねぇわ

凱斗と香澄が秘密裏に映画館に向かい、約1間後。

凱斗の自称嫁早乙女紅葉が凱斗をデートに誘おうと、家のインターホンを鳴らした。

ピンポーンとインターホンが鳴り、15秒程の間が空き、家から部屋着の舞冬が出てきた。


「何故あなたがここにいるの?凱斗なら出掛けたわよ」

扉の前にいた紅葉を見た瞬間、舞冬の態度が明らかに不機嫌になり、刺々とした態度で言った。


「なら誰と出掛けたかわかる?」

少し焦った様子で舞冬に聞き込む。

「映画館に行くと言っていたわね、女がいるのか聞いたけど女はいないらしいわ、だから友達と行ったんじゃない?」

「おかしいな、私の友達からこんなメッセージが送られて来たんだけど」

紅葉の携帯に書いてあるメッセージを舞冬に読ませると、だるそうな顔が一変、鬼気迫る表情に変わり、服を着替えに行った。


「着替えてくる!あ、リビングで待ってて!」

目にも止まらぬ速さで階段を駆け上がっていった。


「あれ?何でここにいるの?」

目を擦りながら出てきたのは楓花だった。

楓花は朝に弱いので休みの日は大抵遅くまで寝ている。


「ちょっと、この文を読んでくれない?」

さっき舞冬に見せたメッセージを楓花にも見せる。


「さっき、買い物に行ったら朝桐君が女の人?と一緒に映画館に入るのを見・・・た・・よ」

眠たそうな顔から一瞬で目が開き、楓花も二階まで駆け上がった。


「旦那様のバカ、また浮気したし」

紅葉がプクッと頬を膨らませ、凱斗にメッセージを送った。

今から私達、そっちに行くよ、と。


「おまたせ!その映画館に行くわよ!」

少し遅れて、楓花もやって来て、3人は映画館に向かった。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「ん?誰だろ」

席に座り、凱斗が携帯をマナーモードにしようとした時、一件のメッセージが届いた。と思ったら更にメッセージが届く。今届いた2件のメールを処理してからマナーモードにしようとするとどんどんとメッセージが送られて行く。

宛先を見ると、どうやら送り主は3人の少女のようだ。


「え・・・嘘・・・だろ・・?」

凱斗は青ざめた表情になり、慌てて周囲を見渡した。

「凱斗君?どうしたの?」

トイレから帰ってきた香澄が凱斗の携帯を覗き込むと、

浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気浮気・・・・。

浮気という文字しかないメッセージが1分足らずで20件程届いていた。

 

「舞冬姉の仕業か」

ハァと深いため息を付き、席にもたれ掛かる。

「大丈夫だよ、何の映画を観てるかはさすがにわからないから」

「そう・・・だな、今は楽しむことだけ考えよう」

気持ちを切り替え、映画が始まったのと同時に携帯をマナーモードに変えた。


「電話、繋がらない」

「とゆうことは今から始まった映画ってことか」

まるで探偵のように推理していく。

何故推理するか、理由はただ一つ、凱斗が取られたくないから。 


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「凱斗君、あーん」

凱斗の膝をちょんちょんとノックし、凱斗にポップコーンを口に運ぶ。


「いや、自分で食べれるから」

「それじゃあ、恋人感がないじゃん」

こうして凱斗を黙らせ、ポップコーンをもう一度食べさせる。


「念願一つ、叶ったかな」

誰にも聞こえないような小さな声で呟き、今度は凱斗の頬にそっとキスをした。


「え?何を?」

暗がりでもわかるぐらい、赤面して香澄の方を向くと、片目だけ閉じて、舌を少し出した小悪魔的な表情で凱斗の耳元まで接近し、


「今度は真ん中、いただくからね?」

甘い声で囁かれた凱斗はへにゃーと崩れ落ちた。

その後も香澄の積極的なアプローチにより、女の子の柔らかさは体感できたものの、映画の内容は全く耳に入って来なかった。

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