従妹 水無月楓花2
「よろしくって、ええぇぇぇ・・ぇぇ!?」
「?」
楓花はキョトンとしている。
「だ、ダメよ!そんなこと!」
「なんで?」
楓花が葵に聞き返す。
「だ、だって・・・」
(朝昼晩ずっと、一緒じゃない!)
「学生同士で同居とかダメだよ!」
思いっきり否定する葵。
「なぁ、楓花」
「なに?凱斗」
「俺の家以外住むとこ無いのか?」
「ない」
凱斗の問いかけに即答する楓花。
「な、なら私の家とか」
葵、それは無茶だ。
「嫌だ、私は・・・凱斗の家が良い」
少し照れつつも答える楓花。
「はぁ、わかった、俺の家に住むことを許可しよう」
赤の他人という訳ではないので、無視というのはダメなので、凱斗は許可した。
「ホント?いいの?」
「あぁ、自分の家だと思ってくれれば良い」
「凱斗、ありがとう」
急に凱斗へ抱きついてきた。
「ちょっ、凱斗から離れなさい!」
「ここが、凱斗の家」
楓花は何故か目がキラキラしていた。
「凱斗、私は何処で寝れば良い?」
鞄を置いた楓花は凱斗に尋ねた。
「楓花は空いた部屋を使ってもらう」
楓花は目を見開いた。
「いいの?部屋を使っても」
「うん、リビングで着替えられたら、困るし」
「ありがとう」
部屋は凱斗の隣を使わせた。
以外にも、楓花は料理が上手く、凱斗は感動していた。
「それにしても、よく俺だとわかったな」
「うん、すぐにわかった」
ふふんと、胸を張っている。
と、携帯が鳴った。
「葵からだ、もしもし」
「もしもし、凱斗、楓花に何もしてないわよね」
「なんだよ、急に」
「と、とにかく、楓花に何かしたら許さないわよ!」
切れた・・・
「あの人とはどういう関係なんですか?」
「葵のことか?葵は幼馴染みだよ」
「ただの、幼馴染みですよね?」
なんか、楓花が怖い・・・
「あ、あぁ、ただの幼馴染みだが?」
「なら、いいです」
「それと、もう1つ」
「?」
「明日、デートしてください」
この言葉と同時に葵からメールが来た。
明日、二人きりで出掛けようと。
どーも、ミカエルです。
突然ですがこの作品で心がけることを言います。
修羅場多めで書くぞ!
では、この辺で、さよなら