姉と遊園地デート(一泊二日)Ⅳ
「さて、俺は休憩できたが、舞冬姉は行きたい所、あるか?」
凱斗と舞冬姉は少し仮眠を取り、現在の時刻は2時。
まだ、アトラクションに乗る時間はある。
「凱斗とならどこでも良いよ?」
「っ・・・何言ってんだよ・・」
不意打ちの笑顔で顔がほのかに赤くなる。
いくら姉とはいっても美人には敵わない、しかも顔の造形も姉弟を疑うほど違う。
「だって本当なんだもん」
「じゃあ、俺が選ぶぞ?」
入口で取ったマップを広げ、面白そうなアトラクションを探す。
と言っても、凱斗はかっこいい名前のアトラクションしか選ばないだろうが・・・
「お、これなんかどうだ?」
凱斗が選んだのは、スクリーン型のアトラクションだ。
「面白そうね、行きましょ」
凱斗と舞冬は支度し、そのアトラクションがある所に向かった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「楽しかった~」
約30分のアトラクションを堪能した凱斗と舞冬はグッズを見ていた。
「あ、これ可愛い」
舞冬がぬいぐるみを抱き締めながら言った。
「凱斗も良いと思わない?」
凱斗にぬいぐるみを差し出した。
「あぁ、可愛いと思うぞ?」
と、後ろに良さそうな物があったので、それを手に取る。
「これ、楓花と葵と紅葉に買ってやるか」
それぞれ違う色のストラップをレジに持っていく。
「あ・・・」
さっきのストラップがあった所に戻り、もう一個レジに持っていく。
「ありがとうございました」
会計が終わった凱斗は舞冬の所に向かう。
「凱斗、終わった?」
舞冬は先に終わっていたようだ。
「舞冬姉は何買ったんだ?」
「私?私はこれ!」
袋から出したのは同じ柄の服が2着。
「何で同じ服なんだ?」
「同じじゃないと凱斗とペアルックじゃないじゃん」
どうやら、舞冬の買った物は2枚の同じTシャツだった。
「明日これを来てね」
「え?明日?」
凱斗が頭をフル回転し、明日、これを着て帰ったらどうなるか、考えた。
(舞冬姉と同じ服を着て帰る→楓花達が同じ服について追求してくる→死んだ目で俺が睨まれる→死)
「それはまずくね?」
「えー、良いじゃん、別に」
ペアルックなんて確実にやばい。
「じゃあ、せめて一緒に写真だけ撮ろ?ね?」
OKする前に凱斗は条件を出した。
「良いけど、あの3人には送るな?わかった?」
「わかった」
そんな訳で一度、部屋に帰り、舞冬に貰った服に着替える。
「やっぱりペアルックって良いね」
凱斗と舞冬の着てる服の色が白の為、舞冬の後ろ姿を見ると、黒の下着が少し透けて見える。
「舞冬姉、その格好で外に出るなよ?下着が透けてる」
弟である凱斗から見ても美人な舞冬の少し透けた下着を世の男が見たら昇天するに違いない。
「え?透けてる?」
「あぁ、下着の色が黒なんだから仕方ないだろう」
凱斗が舞冬の下着の色を何で知ってるかと言うと、さっき添い寝されてたからだ、下着姿で。
「私の少し透けた下着見て、興奮した?」
「し、してねーよ」
「ほんとに?」
「す、少し・・・興奮した・・・」
素の感情を言うと、舞冬の顔が赤くなり、
「へぇ、興奮したんだ、私の体で・・・」
舞冬が笑顔になり、そして、
「やっぱり、私、凱斗のこと大好き!」




