表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/5

読む必要のない前書きとこれから書く話の説明。

 これから書く一連の文章は、言うなれば小学生の漢字書き取りノートだ。つまりは練習用という訳である。もちろん、綺麗に書く努力はするつもりだ。だが、これは利き手と逆の手で書いた漢字のようなもので、枠をはみ出し、バランスも崩れた、とても汚い文章になるだろう。

 そもそも、私はここでチーレムものを書いてみたかったのだ。唐突に力を得て、何処かで見た世界で暴れまわり、何処かで見たような女の子に囲まれる。主人公には私の分身を、敵は私が嫌いな人たちを、私は救われ、敵は苦しむ。そんな自慰小説が書きたかったのだ。

 しかし、実際に書こうとすると全く筆が進まない。モデルが悪かったのだ。主人公であるはずの私は物事を上手くこなしたことなどないし、モテたこともない。そうして、やっと出来上がったものを見直してみれば、私がもがき苦しみ、数十話程度では救いだろう話になっていた。誠に企画倒れである。


「プロットなし、設定なしの見切り発車が悪かったのだ。設定とプロットから攻めよう。」


 これも完全なる見当違いであった。気づいた時、書き連ねた設定は膨らみ続け、主人公から私の存在はいつしか消えていた。そして、よくわからない何かがそこにあった。明らかにチーレムものではない。再び企画倒れである。

 チーレム好きのなろう読者よ。チーレム嫌いのなろう読者よ。私はチーレムものを書くことに失敗した男だ。間違いなくここでは最底辺以下の屑だろう。

 しかし、何となくであるが書く楽しさは分かってきた気がする。そして、いい加減何か一つを書き上げたいと思ったのだ。だから、私は「昔、経験したこと」について書こうと思う。さあ、君たちが何を今思ったかを当ててみよう。


「こんな気持ち悪いやつの過去が面白い訳がない。」


 誠に正解である。私が気持ち悪いこと、私の過去がつまらないこと両方正解だ。さて、話が脱線してばかりで誠に申し訳ない。いい加減に本題に入ろうと思う。私は神や幽霊、妖怪などオカルト的な存在をいないと信じている。しかし、オカルトじみた経験は人並み以上にした自信がある。あくまで「ような」経験であり、ただの勘違いと偶然による事象だろう。しかし、偶々そのようなことが起こったことを私は非常に面白く感じるのだ。君たちにもこの感情を共有できるのならば、とても嬉しい。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ