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詩集:女性シンガーの3

マグワイヤ

作者: 歌川 詩季
掲載日:2026/04/29

 このネタも、誰かに使われてそう。

 すけこましに (たら)し込まれるのが

 女の純情とは片腹痛い

 嘘も方便と笑い(つぶ)してやればこそ

 あたしは手首でなく(すね)だけに(きず)()ってきた


 嫌なら拒めばよいものをと どの口が()

 あれだけ逃げ道を(ふさ)いでおいて

 かくは一時(いっとき)の恥 かかぬは一生の恥

 思い詰める(ほど)に至ったが(ゆえ)の袋小路


 色恋沙汰と呼ぶのも胸糞が悪う御座居ます

 蹂躙(ふみにじ)って散らせる(まで)が所作なれば

 せめて後腐れないようにと枕に顔を(うず)めたのに

 要らぬ()て台詞をどうして(のこ)そうとするのか



 吹き(さら)しへ 誘い込まれるより

 其処(そこ)らの物陰にて済ませて欲しい

 無罪放免を勝ち()れずしてなんとする

 あたしに手錠でなく縄を巻く趣味があろうとは


 好きなら耐えるが当然だと どの馬鹿も()

 ()るだけ寄越(よこ)さなきゃ帰らぬくせに

 泣くは一時(いっとき)の意地 泣かぬは一生の意地

 背中刺す(ほど)に呪ったが(すえ)(やぶ)(かぶ)


 地獄の沙汰も愛次第(しだい)()ちは悪う御座居ます

 ()き上がって満たせる(まで)が望ましい

 どうか取り(こぼ)しないようにと骨身を土に(うず)めたって

 ()らぬ月(あか)りが今宵(こよい)も照らしてくれるのみ

(まぐわ)い屋」でした。


挿絵(By みてみん)

制作:ひだまりのねこ先生

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― 新着の感想 ―
今日は粋な感じですね(#^.^#)
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