4話:帰りの会★
帰りの会。先生が、みんなに説教していた。
「いいか、中2にもなってそんなだらしなくしてたら将来困るのは自分たちなんだぞ。ほらそこ! 分かってんのか!!」
早く終わんないかなー、帰りの会。そうだ、忘れてたけど、俺は今中2だ。ちなみに季節は3月。もうすぐ春。
「早く終われし。まだですか芝田せんせー。俺急いでるんですけどー」
後ろの方に座っていたチャラめの男子が、かったるそうな口調で言った。
「あのなぁ、お前のそういう態度がいけないんだって言ってるんだよ!」
芝田先生―メガネの先生のことだ―が、ぶちぎれそうな勢いでこう言った。…あんなこと言わなきゃいいのになぁ。
「はぁ? 意味わかんねぇし」
芝田先生をにらみつけるチャラめの男子。
「…ちょっと」
俺は、気づかないうちに立ちあがってしまっていた。
「何だ? 赤井」
芝田先生が、不思議そうに俺のことを見てきた。…うぅ、どうしたらいいだろう。
「えーっと、あのぅ…個人的な説教は、後でお願いします」
…俺の、精いっぱいのごまかし。何でこんなことしてるんだろう。
「は? 転校生がしゃしゃり出ることじゃねぇだろ」
この言葉に、いらっと来てしまった。が、ここは何とか抑えつけ、黙って席に着く。
「まぁいい。お前は後で来いよ。じゃあ終わりっ!」
芝田先生は、チャラめの男子にこう言うと、帰りの会を切り上げた。
「さよーならー」
↑イマイチな仕上がりです(-_-;)
でゎでゎw