表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/28

20話:苦笑いするほかに何がある?


「っ!だ、大丈夫か!?山崎っ!」


 あわてて山崎に駆け寄ろうとすると、野田が、


「んもー酒あんまのめねーくせに無理するから……。ったく……」


 呆れた顔で倒れた山崎を白い目で見つめていた。


 ……それでいいのか?それでいいのかよ、野田?


 助けたりとかないのか?


 すごく疑問に思ったけど、俺は黙っておくことにした。


「……赤井もあんまり無理はすんなよ?」


「……おう」


 俺はウイスキーの瓶を地面に置いた。そして、


「あのさ、お前って、酔わない方なのか?」


 と、野田に聞いた。


「……ああ」


 野田が、どこか、どこか一点を見つめながらこう言う。



「……ふーん」


「んー、帰るか?」


 野田が立ち上がったその時。


「待てよ野田~。ちょっとくらいィいじゃねーかよォ~オイ?」


 山崎が、野田の足首をつかんできたのだ。




 


 ずる、っと転げ落ちていく二人。






……って。


「危ないっ!!」


 俺が駆け出した時には、もう遅かった。


 山崎と野田は――川の方へと転落していっていた。


 山崎と野田の動きが、スローモーションで俺の目に映し出されていく。


「っ――――」



 声を出したかったけれど、声が出なかった。





 そして。

 




 ばしゃ―――――ん。




 ド派手な音を立て、彼らは川へと転落。


「う゛ッ……」


 悲痛の叫びを上げる、二人。……うわ、ご愁傷様です。


「ってえなぁ……調子乗ってあんま飲んでんじゃねーよ山崎っ!」




 ……ドガッ。


 嫌な音がして、野田が山崎を川に沈めようとしているのが見えた。




 ……うわ。嘘だろ?




 ちょっと怖いや。




 強くそう思ったが、黙っていることにした。



 ……なぜって?






 そこには川があって、野田がいるからさ。


改行多くてすみません><


評価・感想などお待ちしておりますm(_ _)m



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ