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【闇堕ち直前】主人公の色なし観察日誌1  作者: 荒屋朔市
高嶺の華邸

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48/50

今更だけど主人公の本名は?(15-5)

いつになったら紹介されるの?



 石を飲み込んだように心が重く沈む。

 否定したい気持ちの裏で、彼女が告げる一つ一つが思考の空白にピタリと嵌まり込んだ。無知で無頓着で非常識。並外れた怪力、不可解な回復力。感情の欠如。それら全てが説明できてしまう。


「野放しにはできない。使役も返還も叶わないなら、閉じ込めて管理する。それが国の決定よ」


 また顔も知らない誰かの決定。僕は従うだけ。これからも、ずっと。


 給仕からペンと書類を受け取り、その文面に目を落とした瞬間、思わず息を呑んだ。


『本契約により、被保護者の里親および保証人の権利義務は、本契約以前の保護者よりレヴァナリア・オル・ラヴァンケスへと移譲されるものとする』


 署名欄には既に僕の両親の名と、見覚えのない名が記されていた。残された空欄は、僕の承認だけ。

 一生付きまとわれるものと諦めていた。解放など僕がどれだけ望んでも、彼らは許可しないと信じていたのに、どんな方法で説得したのだろう?


「覚悟を決めなければならないわ。彼を危険物として世間から遠ざけるか、他の道を模索するか。貴方が選ぶのよ。片割れちゃん」


 書類の文面を睨んでいた僕は、彼女の言葉に耳を疑った。


「……少し、考えさせてください」


 やっと言葉を絞り出す。


「ええ。少しだけなら猶予は延ばせる。貴方は私を頼り、訪ねてくれた。その期待には応えるわ」

 


 

 信じられない。一族の命運を左右する選択権を僕が握っているなんて、どうすれば信じられるだろうか。

 彼女の目的は何だ? 結局、どちら側なのだろう。もう考えるのも面倒になってきた。

 

 

 

支障がない内は、現状のまま進めます。



読者アンケート ☆をタップして教えてください。

アナタが好きなのは?

1. 世界観。

2. 地の文の硬さ。

3. ストーリー展開。

4. 会話文の少なさ。

5. 主人公の人間臭さ。

※無回答の方は、全部を選びたくて迷っていらっしゃるのですよね?

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