AIが下書きに登場させた日光を削除したが、コッコ・チュン禁止は厳しすぎん?(間5−1)
地底の時間経過、どう表現したら良いですか?
だって、『秒』も『分』もないんですよ?
湿り気を帯びた爽やかな匂いが肌を撫で、空気中の重く濁る粘り気に似たものを遠くへ運んで行く。
どこかで雫の音が心地よく響いた。気流に揺り起こされるかのように、草木が目覚め始める。
湖畔の朝だ。
僕の脳内では、昨夜の興奮と真実に辿り着いた余韻が残り、次の考察事案は目下検討中となっていた。
しかし、いつまでも岩盤の上に寝そべったままではいられず、身体を起こす。
少し見回すと、湖に面した大きな岩に腰を下ろして、水面を見つめる背中があった。湖畔の一部であるかのように動かない。
僕が近づいても反応はなかった。
「おはよう」
小さく声をかける。エシュは言葉の代わりに視線を返してきた。
飽きもせず、懲りもせず、今も「心の声」とやらに耳を傾けているのだろう。きっと口数の少なさは、それが原因だ。
「この水、飲めると思う?」
僕が尋ねると、エシュは何も言わずに湖へと手を伸ばした。大きな手が水面に触れると、薄青い光が微かに揺らぐ。
その手に掬った水を差し出され、僕は反応に困った。
手近な所から大きめの葉を一枚千切り、クルクルと丸めて即席のカップを作る。葉のカップで水面から水を掬い上げた。
先ずは、異臭がないことを確かめ、口に含んで味を見る。どういう理屈か、若干甘い。
ちょっと安全確認のために視線を送ってから、ほんの少しだけ飲み込んでみる。身体の奥へ染み渡るような不思議な感覚だった。
それから了承も得ず、エシュの隣に腰を下ろした。小さな包みを取り出し、それを自分の膝に置く。
「これは、君に譲ったはず......なのだけど?」
妹が作ってくれた携帯保存食だ。僕の好物でもあり、地下では希少な植物の種を使った豆菓子。目前にチラつかせて見せたが、反応はイマイチだった。
空腹が襲えば食人もやむなしとする人生を送った身では、価値を理解できないのだろう。
「一緒に食べない?」
そう言いながら僕は包みを開いた。こんがり焼いた豆の香ばしい匂いが、ふわりと広がる。馴染みの香りに鼻腔をくすぐられ、少し気を良くした僕と違って、ウンともスンとも返さない隣人。
お構いなしに、最初の一粒を自分の口に入れた。それを噛み砕きながら、隣人の大きな手を引き寄せ、その手の平に一粒を乗せる。
僕から豆菓子に、ゆっくりと視線が移った。そして、先ほど僕がやったように匂いを嗅いだ後、豆菓子を口へと運ぶ。
表情に変化はない。少し様子を見ていると、舌の上でそれを転がす気配がわかった。続いて顎が動き、咀嚼音が聞こえた。
いつまで待っても表情に変化はない。
しかし、思い返してみれば、口に合わないと判断した途端に吐き出すような男だ。そんな行儀知らずが黙々と咀嚼して飲み込んだ。
好反応からは程遠くても、僅かな希望が持てる。同じものを分け合い、それを喜び合う。
小さな可能性が、未来には存在するかもしれない。
AIに尋ねたら、こうなりました。
目を閉じ、心を開き、肌で感じてくださいませ。
宗教かな?




