表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【闇堕ち直前】主人公の色なし観察日誌1  作者: 荒屋朔市
共闘

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

11/50

環境美化活動にご参加いただいた皆様、大変お疲れでございますね。誠に有難うございました(間3−3)

お忘れ物のなきよう、お気を付けて、お帰りくださいませ。



 動けない仲間に肩を貸しながら、刺客は散り散りに引き返して行く。


 彼らの雇用主は、今回の結果報告を受けても狩りからは手を引かない。国と一族の存続を掛け、二大勢力の頭目が競って狩りを命じているとなれば、一方のみを説得して諦めさせるなど困難だ。

 リーダー格の男の《声》からも、そんな情報を聞き取った。


 男は周囲の警戒を怠らず、遠ざかる《声》を追った。そして、その中に混じる「柔らかな声」を探し当てる。それは、先程まで行動を共にした白銀の髪の女の《声》であった。

 彼女は身体に明確な損傷もないまま、人通りの多い場所を目指している。


 無事に街へ入ったことを確認し、男は微かに意識を緩めた。彼女の知識と知性は、今後も貴重な情報をもたらすだろう。彼はそう認識していた。

 


 

 男は、ゆっくりと身を翻し、「神の古泉」へ繋がる北門を潜った。


 細長い階段を降りて行くと、緑豊かな地底湖の畔が彼を迎え入れる。水底から湧き上がる光は、暗闇に慣れた眼にも瞬いて見せた。


 足指の隙間に、水を含んだ苔の感触が纏わりつく。湖畔を巡る岩壁の苔は重い足音を静かに吸い込み、足跡を際立たせ、程なく元の形状へ戻って行った。


 彼の意識は、湖の底から湧き上がる青白い光と、そこに響く生命の《声》へと向けられる。その傍で、眠りから覚める《声》を確かに捉えた。

 


 

 以前は戦闘の後に、抗い難い程の渇きと空腹が襲った。今回も同じことが起これば、再び恐怖と苦痛を植え付け、それによって、どれ程の不利益を被るかは予測不能だ。深刻な怪我を与える危険も、全くないとまでは言い切れない。


 暫く様子を見るべきだろうか。或いは、予め何かを腹に入れておくか。


 古泉の湧き水で事足りるならば、それに越したことはない。あの場所へ戻る前に、少し様子をみるか。

 

 

 

お寝坊な『あの子』が目を覚ましたようです。

ヒロインを呼び戻しますか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ