表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔族に転生したので魔族の頂点を目指したいと思います!  作者: 揚惇命
3章 領地改革と帝国の襲来

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

93/220

幕間 猫と馬と雀の直談判

【ミルル視点】


最近仕事が忙しくてクレオのこと見てあげてなかったですわ。


どれどれ覗いてみましょう。


えっランスホース帝国が10000で攻めて来てる。


やばいでしょ流石に。


「1000対10000じゃ勝ち目ありませんわ」


私の呟きにセイント様が反応した。


「兵力差10倍か。城攻めにでもならなければ平原で蹂躙されるであろうな」


「なんとかしませんと」


「クレオのことをわかっておらんなぁミルルはあやつは負け戦が大嫌いな性分でな。黙ってみておると良い。面白いものが見られるだろう」


そうセイント様が言いしばらく黙ってみていると砦を建設して、兵器を用いて、1000で10000を撃退どころか殲滅してしまい口をあんぐりと開けて固まってしまいました。


「流石クレオよな。兵力差10倍で受けるなら城攻めに持ち込ませるしかない。その城に地雷や連弩とはランスホース帝国も初めて見る兵器に散々な目にあい暫くは攻めようとは思わんだろうな」


「地雷?」


「まぁあの地雷は音が出るだけで殺傷能力は皆無のようだが本来なら中に投擲物などを仕込んで爆発と同時にそれが飛んでくるというのもある」


「そんな恐ろしいものファンタジー世界に持ち込まないでください」


「ハハハ、クレオのこと使えるものは何でも使う。そのために求めたクラフトキットだろう。あれは素材さえあれば持ち主の考えているものを作ってくれる一点ものゆえな」


「まぁ、無事なら良かったですわ」


私はホッと安堵して、動物たちの世話に戻ります。


雀のチュンコ、猫のニャーコ、馬のポニー最近の私の癒しです。


「ミルル、いつになったら玲王様に逢えるちゅん?」

「ひょっとして、神様に忘れられたりしてニャ」

「私なんてスケルトンホースのセキトやら普通の馬やらが現れて出番があるのか不安ですヒン」


「まだいてくれないと最近の私の癒しになってるんだもん」


「ひょっとしたミルルが引き留めてるニャ」


「そ、そ、そ、そんなことないわよ」


「これは図星ちゅん」


「もう、わかったわよ。ちゃんとセイント様に言うわよ」


「やっぱり引き留めてたヒン」


「仕方ないじゃない。世話してるうちに情が湧いちゃって離れたくなくなったんだもん」


「それだけうちらが愛らしいってことニャ」


「もう」


私はそう言うとセイント様のところに向かった。


「失礼します」


「おぅミルルどうした」


「残りの動物たちについてなのですがそろそろなのではないかと」


「あぁすっかり忘れてた。ハハハそうだなぁ。時期を見て下ろそうとは考えていたが名前の洗礼だけして、こっちでその姿に慣れてもらっておこうか」


「えぇよろしくお願いいたします」


「うむ」


セイント様は頷くと私と共に動物小屋に向かう。


「皆、待たせたな。こちらの世界に慣れてもらおうと思い洗礼だけしに参った」


「待ってたちゅん」


「では雀のチュンコよ。クレオを守護する朱雀となれ」


チュンコの身体が光輝くと炎を纏った大きな朱雀となった。


「どんどん行くぞ。猫のニャーコよ。猫又となり、クレオを守護せよ」


ニャーコの身体が光輝くと尻尾が枝分かれした姿になる。


「最後だな馬のポニーよ。ユニコーンとなりクレオを守護せよ」


ポニーの身体が光輝くと両翼の翼を持ち美しい一角を持つ姿の馬となった。


「では、皆よ。今しばらくここでその姿に慣れたのち地上へ下ろすとしよう。励むのだ」


「ちゅんちゅん」

「ニャ〜」

「ヒヒーン」


3匹は元気よく返事をすると早く馴染ませるために色々と試し出していた。


私はそれを感慨深く眺めた後、神に仕える妖精同士の会議に参加する。


そこで面白い話を聞いた。


どうやらセイント様に馴染み深い方が、命を落としたらしく、どうやら一目逢いたいとのことらしい。


あのセイント様の馴染み深い方ってクレオ以外にも居たのね。


誰なのかすごく気になったのでセイント様の許可も取らずに承認印を押した。


だってセイント様の驚く姿見たいじゃない。


その人が今日転送されて来た。


一見ビシッとしたスーツでキャリアウーマンのように見えるが腰に下げている銃と棒のようなものが異様な存在感を放っていた。


「初めまして、妖精天使のミルルです」


「これは御丁寧にどうも。来世朱莉くるりやあかり。こちらの世界で玲王が生活していると聞いてね。息子なのよ。会わせてもらえるかしら」


「規定で合わせられませんが今どうしているかを見せてあげることはできます」


「そうなのね。どこの世界も役所仕事は大変ね。わかったわ。それで良いわ」


玲王の新しい姿と周りの賑やかさを見て安堵した朱莉さんは前の世界に戻ろうした。


「待ってください。もう1人あってもらいたい方が居るのですがついて来てもらえますか?」


「えっ、まぁ急ぐことでもないし構わないわ」


朱莉さんを連れセイント様の執務室に入った。


「大聖、何でここに?」


「朱莉こそ、どうしてここに。さてはミルルの仕業か」


セイント様と朱莉さんは現実世界で夫婦だったらしく、その子供がクレオこと玲王らしい。


朱莉さんはセイント様がここの神様と知って文句を言っていた。


「それにしても貴方がここの神様で玲王のことずっと見守ってるなんてずるいじゃない。私もここに留まれるようにして欲しいぐらいよ」


「それは良い考えです。私の仕事の負担も減りますし、セイント様に強く言ってもらえるのは心強いです」


「あらミルルちゃん、さては大聖にこき使われてるのね。こんなに可愛い子になんてこと」


「誤解だ。こき使ってなぞ居ない」


「問答無用」


そんな感じで2人の楽しそうな姿を見てクスクスと3人で笑い合っていました。


結論で言うと、朱莉さんはここで働いてくれることになりました。


神の妻として、今は修行中です。


名前もマリア・リグレストに変えたみたいです。


そんなこんなで私の仕事の負担も半分になり万々歳です。

ここまでお読みくださりありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ