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魔族に転生したので魔族の頂点を目指したいと思います!  作者: 揚惇命
3章 領地改革と帝国の襲来

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第21話 第2の作戦

【アーサー軍視点】


目の前の光景が信じられないアーサー。


「奴隷歩兵2000が全員捕虜だと」


「魔物まで協力してるとなると確実にこの村は滅ぼさないと危険ですね」


「あぁ、だが何があるかわからずじまいだった。ここは睨み合いで様子を見よう」


「おい、あれエレインじゃねぇか?」


アーサーがその言葉を聞き心配そうに目の前の光景を見る。


【クレオ視点】


何もわからずじまいだったから睨み合いで様子見とか考えてるんだろう。


そうはさせないよアーサー、単純そうな君に怒りのプレゼントだ。


僕はエレインの髪を掴み立たせた後、首筋を舐め、強引に唇を奪う。


「あぁ、やめて、やめて〜。アーサー様〜助けて〜」


おい演技下手か(笑)


これだと流石に引っかからないよね。


あれっアーサー、ブチギレてない。


ひょっとして稀有だった。


【アーサー軍視点】


魔族如きがエレインに何をするつもりだ。


「なっ」


俺は目の前の光景が信じられなかった。


あの魔族はエレインの首筋をいやらしく舐め唇を奪い、戦場でいちゃつき出したのだ。


「あぁ、やめて、やめて〜アーサー様〜助けて〜」


私のエレインが助けを求めている。


好きな女に助けを求められて奮起しない男などいるであろうかいやいるわけがない。


「あのクソ魔族が、ふさげやがって。ガウェイン、様子見など要らぬ。お前の精鋭の重装歩兵2000で踏み潰してこい」


「やっぱりそうでないとな。了解だ。野郎ども行くぞー」


「オオオオオオ、アーサー殿下に勝利を〜〜〜」


【クレオ視点】


「上手くいきましたね」


「いやいや、エレインの演技が下手すぎて」


「えっ下手だったのか?」


「自覚ないのね。本気で感じてたでしょ。あんな艶っぽい声出してさ」


「仕方なかろう。あんなことされたことないし。それに愛する殿方からなのだから嬉しくないわけなかろう。演技だとしても」


最後の言葉は小さくてよく聞こえなかったが僕の顔が赤く染まっていくのを感じた。


「私の首もホラ舐めて舐めて」


「アリッサ、ここは戦場だよ」


「エレインばっかりずるい〜ずるい〜ずるい〜」


駄々っ子か(笑)


僕はアリッサを引き寄せ抱きしめてキスをした。


「今はこれで許せアリッサ」


「クレオ様、戦が終わる頃には16歳になります。その時はこれ以上のことも教えてください」


アリッサはそんなことを言いながらどんどん顔を赤らめていく。


そんな言葉を聞いた僕の顔もどんどん赤くなっていってるのはいうまでもない。


「アリッサ、戦場でいちゃついてると死にますよ」


「エレインがそれ言う」


「私のはその作戦ですから」


ドヤじゃないんだよ(笑)


さぁ突撃してくるガウェイン隊の他にグィネヴィア隊も動いてくれると良いんだけど、どうするアーサー?


【アーサー軍視点】


ガウェイン隊に突撃を命じてすぐグィネヴィアから進言があるとのことで聞いてみた。


「要塞砦の隣にあるどんぐりがたくさん実ることで有名なことから名付けられたエイコーンフォレストを抜けることができれば村を急襲し、蹂躙に焦る砦のものが出てくるのではないかと。ぜひ私の軽騎兵1000にお命じください」


エレインを救うためにグィネヴィアを使うのもアリか。


そもそもこいつは政略結婚の癖に俺に媚び諂わない。


ずっと想い他人であるランスロットのことだけを考えてる女だ。


俺が気づいてないとでも思ってるのか。


今回の遠征の前日もランスロットと密会をしていたのを知っている。


ここでグィネヴィアが死ねば激昂したランスロットが俺を殺そうとするだろう。


返り討ちにすれば内部の敵対勢力を一網打尽にできるか。


グィネヴィアよ、悪く思うな貴様から提案してきたのだ。


「だが軽騎兵といえどもそんなに連れて行かれると本陣の守りが薄くなるガウェインも半分の1000を俺の守りに置くとのことだ。お前も半分の500を備えに残しておくのなら。その作戦を認めよう」


「了解致しました。500で十分です」


そう言うとグィネヴィアは出陣した。


ハッハッハッ、あの森に伏兵が居ないわけがない。


まぁせいぜい俺の道具として死ぬまで頑張れグィネヴィア。


【クレオ視点】


「御館様、グィネヴィア隊に動きアリ」


「よーしよし、密かにグィネヴィア隊に流したエイコーンフォレストを抜ければすぐに魔頂村という偽報に釣られてくれたな」


「何故、グィネヴィア殿がそれで動くと分かったのだ?」


「簡単だよ。エレインから政略結婚だって聞いた時にグィネヴィアには想い他人が居たのではないかって推測して、その推測をもとにアラナミに戦場を探らせていたところ。婚約者であるアーサーとあまりにも冷えている関係を見て、アーサーとグィネヴィアには別々の思惑があるのではないかと考えたのさ」


「その想像は、半分当たっている。アーサー殿はブライド家の資金力を手に入れるためにグィネヴィア殿と婚約なされた。そのグィネヴィア殿にはランスロット殿という想い他人が居たのだが引き裂かれた。アーサー殿には想い他人は居なかった。だから半分不正解だがな」


「いや、全部当たってて良かったよ。ハハハ」


「どういうことだ」


「鈍感なエレインにはわからないかもね」


「鈍感では無い。クレオ様の私を見つめる視線にも早々に気付いていたし。あっ」


「そういうことだよ」


「なるほど。アーサー殿の想い他人は私であったのだな。だからあの作戦は効果的だったのか。全くクレオ様の先見の明に脱帽するよ」


「褒めてもスイーツしかでないよ」


「私はスイーツ好きでは無いとでも思っているのか。是非貰おう」


「ハハハ、わかったよ。この戦を無事に切り抜けたらね」


「あぁ、了解した」


さぁガウェイン隊とグィネヴィア隊の壊滅を狙うとしますか。

ここまでお読みくださりありがとうございます。

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