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魔族に転生したので魔族の頂点を目指したいと思います!  作者: 揚惇命
2章 幼年期〜魔族教育

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幕間 ミルルの1日

【ミルル視点】


「セイント様先ほどから私に張り付いて何してるんですか?」


「実録ミルルの1日っていうドキュメント番組を撮っておるのだ」


「ハァ、そんなくだらないことしてる暇があったら滞ってる書類を片付けてください」


「ハッハッハッミルルよ怒るとシワができるぞ」


「煩いのですわ。私は暇ではないのですわ。それもこれもセイント様のせいなのですわ」


こんなやりとりの後私は小屋に向かいクレオのことを慕う動物達の世話をします。


ミミやマフランのように長い間地上で待たされるのは嫌だということで私が必要なタイミングで受け渡せるように世話することに仕事が増えたのです。


「ミルル〜今日のご飯は何〜」


「蜂の貴方は花の蜜よ」


「わぁ〜い」


今では懐いてくれているので離れるのが少し寂しい。


でもどうやらクレオが何かやらかしたみたいなので、鶏と牛と羊と蜂を今日のご飯を与え、セイント様の元に連れて行きます。


「よーし集まったなぁ。みんな喜べ玲王に逢えるぞ〜」


「ヤッター」「わぁ〜い」「やっとなのね」「ワクワク」


「蜂の君はキラービー、牛の君はアウズンブラ、羊の君はヘイズルーン、鶏の君はグリンカムビという魔物としてこの地に降ろすとしよう」


「ミルル〜お世話になったのだ」


そう言って消えるあの子達を見て寂しくなった。


あの子達の勇姿を見届けた後はまた雑務処理です。


炊事に洗濯に掃除とやることはたくさんあります。


えっ神は食べないでしょって、あっ食べるのは私です。


私はフェアリーと呼ばれる神に仕える使いなので、普通にご飯を食べます。


むしろ食べないとやってられません。


私もクレオの作るケーキとやらが食べてみたいです。


昼食の後は朝洗った洗濯物を取り込んでシワをアイロンで伸ばして畳む。


私でも扱える小さい箒で庭の落ち葉を綺麗にし、小さい布で床を拭き綺麗にします。


夕暮れ時にセイント様に書類を纏めて持っていきます。


「ミルル〜多くないか」


「いつもサボってるからですわ」


「手厳しいなぁ、これでも現世の神と話をしたりとサボってるつもりはないのだがなぁ」


「ハァ〜モチフト様と将棋を指すのがサボってなくてなんだっていうんです?」


「あっあれはコミュニケーションの一環だ」


「モチフト様からセイント様がいつも将棋を指しに来て政務を邪魔していると聞きましたわ」


「うっ」


「では書類に目を通しておいてくださいね。お願いしますわ」


書類を渡し終わり、部屋に戻ると電話が鳴る。


「もしもしミルルです」


「あっミルル、問題が発生しちゃって、今いいかしら」


「えぇどうしましたかムルル?」


「モチフト様が腰を痛めちゃったのよ〜〜〜〜」


「はぁ?ピーでもしすぎましたか?」


「馬鹿何言ってんのよ?ピーはしないわよ。ギックリ腰よ」


「さては貴方モチフト様に重たいもの持たせましたわね」


「ギクッなっ何のことかしらね〜」


「ギクッて何ですか?」


「女王様から送ってもらった追加の食料をね部屋に運んでもらったの」


「私物をモチフト様に運ばせるなんて言語道断ですわ。このことは女王様に報告しておきますわ」


「待って待ってモチフト様が運んであげるって言ったんだもの私は悪くないわ」


「どうせいつものように上目遣いで運んでくれたら嬉しいなぁって雰囲気出してたんでしょあざとフェアリーが」


「あっ言ったなぁミスの多いおっちょこちょこフェアリーが」


「フン、そんなことぐらいで電話してくんな。自分で解決しろですわ」


「待っ」ツーツーツー


私はそう言って電話を切りました。


暫くムルルからの電話は着信拒否です。


終わった後は私の1番好きな時間入浴タイムです。


えっ天界にお風呂があるのか?ですって勿論あります。


無いものを探す方が難しいですわね。


それにいつクレオに呼び出されても良いように綺麗にしておきたいですもの。


えっそれは恋なんじゃ?って違います。


乙女として当然の嗜みなだけです。


えっクレオに呼ばれてないのに地上界に赴いてるよね?って。


そっそれは世話を任された身として当然であって。


モジモジしてて可愛い?って。


やっやめてくださいフェアリーは神に仕える使いなのですから恋とかそんなのは無いのです決して。


私は誰に話してるの?って。


それはそこにあるカメラにって。


「キャッキャーーーーーーーーーー変態。セイント様の変態」


「でもお陰でミルルの面白い1日が撮影できたよ」


「風呂場から出て着替え終わってなかったら犯罪ですわよ」


「その辺は弁えてるわ」


「いいえ。セイント様にわかるわけないですわ。隠し撮りをする変態さんなのですから」


「それはミルルの素を撮るためにだなぁ」


「相手が嫌だと言ってるのに撮り続けるのは肖像権の侵害ですわ。私初めに嫌だと言いましたわよね」


「嫌とは言っておらんな。そんなくだらないことしてる暇あったらとは言われたが」


「それは遠回しに嫌だと言ってるのですわ」


「そんなのキチンと言わないと分かりませーん」


「ぐぬぬ屁理屈を。わかりましたこうなればセイント様のとっておきを暴露します。セイント様はク」


「わぁーーーーーーーーーーストップストップそれはダメ。わかったわかった何でも一つだけ頼み聞いてあげるから」


「何でも?」


「あぁ神に二言は無いぞ」


「ではショートケーキとやらが食べたいのですわ」


「わかった善処しよう」


ウフフ、ケーキゲットなのですわ。

ここまでお読みくださりありがとうございます。

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