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魔族に転生したので魔族の頂点を目指したいと思います!  作者: 揚惇命
2章 幼年期〜魔族教育

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第16話 王都で魔族教育

【クレオ視点】


翌日ドラゴレアム丞相の案内の元、魔族初等学校に入学する。


「ホッホッホッここが魔族初等学校ですよ。通っているのは魔族の中で下級の者たちそれを率いる部隊長です。お前もしっかりと魔族としての責務を学ぶと良い。後今日からここでは俺のことは先生と呼びなさい。ホッホッホッ」


「はい。わかりました。ドラゴレアム先生」


「よろしいですよホッホッホッ」


8組と書かれた部屋に入るとそこには10種族ほどの魔族が居た。


「皆さんに新しい仲間を紹介しますね。魔王様の人質となった吸血鬼のクレオ君です」


「初めましてクレオです。半年間よろしくお願いします」


歓迎の言葉とかそんなのが全くない。


「では席はオーク009の隣にしましょう」


「はい」


僕は短くそういうとオークの隣に座る。


「あの名前を伺っても」


「あーさっきドラゴレアム先生が行っただろう俺の名前はオーク009だ。といってもお前のようにたいそうな名前があるわけじゃねぇ俺たちは消耗品だからな識別番号が割り振られるだけだ。スライム3616、スケルトン39610、ハーピー8080、リザードマン30000、ボム06、コボルト610、ゴブリン02、ゴーレム5066、オーガ005、だ覚えときな」


「はい」


レオンダイト父様から聞いてた話と全然違うよ〜。


ダンジョンで見た魔物と似たり寄ったりだと聞いてたけどダンジョンの魔物は何というか個性も知性も無いというか見た目から何から全て統一されていて目の前に来たものを狩るという行動に一貫していた。


ここにいる魔族と呼ばれる魔物と同じ名前の彼らには個性と知性が感じられる。


オークの話を聞きそんなことを考えているとドラゴレアム丞相が話し始めた。


「では本日の授業です。ランスホース帝国が攻めてきたとします。下級魔族の貴方方は食い止めるために死ぬのを躊躇わずに突撃することです。そうです貴方たちの尊い犠牲により魔王国の多くは救われるのです。そのための時間稼ぎをするのが貴方たち下級魔族の役目です」


ちょっと待ってそれ死ねって言ってるよね。


僕ならリザードマンに剣と盾を持たせて重装歩兵として隊列陣形で食い止め、スケルトンに弓で援護させ、ゴブリンたちで投石攻撃、スライムの酸攻撃、ハーピーによる空中からの撹乱、ゴーレムにはリザードマンの援護で前線に出張ってもらい、オークには槍を持たせて、オーガには打撃武器を持たせ軽装歩兵として運用、コボルトには短剣を持たせて素早い動きで相手を翻弄させ、ボムの火の玉攻撃。


考えつく限りの戦術で時間稼ぎをしつつ魔王軍の本隊を待つ。


だがドラゴレアム丞相のそれは無謀な突撃をして散って来なさいってことだ。


こんなのが本当に下級魔族の教育だっていうのか酷すぎる。


「次の授業です。上級魔族が殺されそうになったら身を挺して盾になりなさい。貴方達の代わりはたくさんいても大軍を指揮できる上級魔族は代えがききませんからねぇ」


僕の作戦が根本から崩れたんだが、所謂耐え忍んでも上級魔族が無能の突撃したがりとかだったら今度はそいつの盾として死ぬ定めってか?


これは生きるための教育なんかじゃねぇ死ぬための教育だ。


それにしても全員うんうん頷いてるってことは上級魔族に下級魔族は逆らえないってことか?


僕はこんなのごめんだぞ。


「最後の授業です。亜人族をたくさん捕らえて苗床にして壊れるまで、子をたくさん産ませなさい。正直これが最も重要な仕事です。クレオはこれの適応外ですよ貴方は死ぬまでひたすら突撃して散るまで引くことは許しません。フフフ。我も暇ではありませんからね。今日の授業で伝えたいことは伝えましたから後は各自で落とし込むようにしてくださいね」


マジかどうやらドレッド魔王様とドラゴレアム丞相はレオンダイト父様に対して相当根に持ってるみたいだ。


だからその息子である僕は人質として最前線に送り込み死ぬまで戦い続けろとそういうことだ。


そう人質として初めから手元に置いとくつもりなど毛頭なく前線で使い潰すのが目的だ。


それをあっけらかんと言ってのけているのだ。


だがこんなのはまともな教育ではない。


僕がコイツらを束ねることができれば良いんだが。


確か最終日は魔族初等学校のクラス対抗戦がある。


ここで僕の統率力とコイツらを守ってやれる力を示すことができればいずれ力を借りれるかもしれない。


やってみるしかない幸いドラゴレアム丞相は今日の授業以降は全くくるつもりはないらしく後は自由とのことだ。


というかここで教えてる上級魔族の教官全てがこんなんだ。


本当に終わってる学ぶことのない教育ほど無駄なものはない。


この半年間僕はカバンの中に入れて持ってきた僕の従魔達が毎日くれる素材を使い武器や防具を作る事にした。


模擬戦だから殺傷能力が高くなりそうなので鉄を使った武器はダメだろうと考え、武器は木で作るとして防具を作る際に皮を求めたのだ。


幸い王都なので品揃えもたくさんあり、レオンダイト父様とリリア母様から頂いた金貨の半分を皮購入に充て残りの半分は残しておく。


部屋に帰った僕はクラフト道具を駆使して、木の弓と矢、棍棒、木の槍、木の剣と短剣、木の杖、木の爪、木槌、木のブーメラン、革の盾、革の靴、革の兜、革の鎧などを制作した。


鑑定の力を駆使してクラスの奴らの寸法に合わせたからオーダーメイドだ。


着てくれるかの不安は残るがその払拭も兼ねて開いた宴で全員僕の料理の虜になった。


やはり仲良くなるには胃袋を掴むこれに限る。


そんなこんなで明日が最終日、相手クラスを一方的にボコったらどう思うんだろうなぁドラゴレアム丞相さんは。


せいぜい楽しませてもらうとしますかね。


一応一通りの鑑定結果はこんな感じだ。


識別番号:009

種族:オーク

武器系統:刀剣系-長柄系D近接系-連結系-遠隔系-投擲系-格闘系-

魔法適正:火-水-雷-風-土-闇-光-特殊-

スキル:性豪


識別番号:3616

種族:ヒューマンスライム

武器系統:刀剣系-長柄系-近接系E連結系-遠隔系-投擲系-格闘系-

魔法適正:火E水E雷E風E土E闇E光E特殊E

スキル:全魔法、分裂


識別番号:39610

種族:スケルトン

武器系統:刀剣系E長柄系-近接系-連結系-遠隔系D投擲系-格闘系-

魔法適正:火-水-雷-風-土-闇D光-特殊D

スキル:闇魔法、特殊魔法


識別番号:8080

種族:ハーピー

武器系統:刀剣系-長柄系-近接系-連結系-遠隔系-投擲系-格闘系E

魔法適正:火-水-雷-風-土-闇-光-特殊-

スキル:運搬、飛行


識別番号:30000

種族:リザードマン

武器系統:刀剣系D長柄系D近接系D連結系-遠隔系-投擲系-格闘系-

魔法適正:火-水-雷-風-土-闇-光-特殊-

スキル:防陣、士気昂揚


識別番号:06

種族:ボム

武器系統:刀剣系-長柄系-近接系-連結系-遠隔系-投擲系-格闘系-

魔法適正:火C水-雷-風-土-闇-光-特殊-

スキル:火の魔法、爆弾生成


識別番号:610

種族:コボルト

武器系統:刀剣系D長柄系-近接系-連結系D遠隔系-投擲系D格闘系D

魔法適正:火-水-雷-風-土-闇-光-特殊-

スキル:隠密、索敵、色仕掛け


識別番号:02

種族:ゴブリン

武器系統:刀剣系-長柄系-近接系-連結系-遠隔系-投擲系D格闘系-

魔法適正:火-水-雷-風-土-闇-光-特殊-

スキル:死体喰い、物投


識別番号:5066

種族:ゴーレム

武器系統:刀剣系-長柄系-近接系-連結系-遠隔系-投擲系-格闘系-

魔法適正:火-水-雷-風-土C闇-光-特殊-

スキル:土魔法


識別番号:005

種族:オーガ

武器系統:刀剣系-長柄系-近接系C連結系D遠隔系-投擲系-格闘系-

魔法適正:火-水-雷-風-土-闇-光-特殊-

スキル:叩きつけ、ぶん回し


識別番号じゃなくいつか名前で呼びたいが今はそんな権限も無いし仕方がない。

ここまでお読みくださりありがとうございます。

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