間話 第1回クレオ様ファンクラブの集い
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【アリッサ視点】
私の名前はアリッサ・ランディスです。
はぁ〜最近溜め息が多くなりました。
それもこれもクレオ様のせいです。
私が初めてクレオ様にお会いしたのは2歳半の時です。
当時のクレオ様はちっちゃくてぷにぷにで可愛くて独り占めできました。
それがいつの間にか魔王とかいうクソ野郎がクレオ様を取り込もうと送りこんだクレハやリンダ、さらに陰湿なのはこの2人だけのはずだったのに悪魔族のリコルや邪竜族のエキナとかそんなのも紛れ込ませていたこと。
しかも全員がクレオ様にベタ惚れになってしまった。
私に取って独り占めできる時間がどんどん減っていくのです許せません。
そこに来て従魔たちです。
みんな可愛いので構いません。
そこに吸血鬼の女メルとカーミラが増えました。
クレオ様は女に物凄く愛されてるのでしょうか?
従魔も女の子ばかりです。
今日は女性陣みんなで集まって会議です。
まず代表のリリが話します。
あっリリは魔物語だけでなく魔族語も会得してます。
というかクレオ様のそばにいるうちに覚えてしまったらしく従魔のみんな話せるみたいです。
でみんなでクレオ様について話そうってことになって開催されることになりました。
「第1回クレオ様ファンクラブを開催します。先ずは私ですがやっぱり仰向けでお腹を見せてるところを撫でてくれる玲王様が尊いです」
「リリずるい〜でもわかる〜玲王様にナデナデしてもらうとすごく安心できるもんね。私はねやっぱり手作りのドライフルーツを口に運んでもらう時かなぁ。すごく愛おしいって思うもん」
「ミミもずるいのじゃ。妾は卵焼きなる手料理を玲王様の掌に乗り食べさせてもらった時じゃ。まさか卵が味付け一つであんなに美味しゅうなるとは知らなかったのじゃ」
「マフランのそれって愛しいじゃなくて食い意地じゃないですかぁ。でもわかります私たちも食べ物に釣られてが多いですもん。だってあの砂糖水美味しすぎます。最近食べた蜂蜜水なんてとろけました」
「モルフォもなのね。私も大根の葉やサツマイモの葉を炒めたものがあんなにうまいなんて思わなかったし」
「アゲハもですか。私はクッキーやビスケットかな。あんなに甘くて美味しいものがあるなんて知らなかった。ほんとクレオ様の従魔になれて幸せ〜って思うよね」
「ヒメもかよ〜でもわかる〜ほんとこの前食べた海鮮丼とやらなんてマジ美味だったし〜クレオ様と入れば美味い飯たべれるし最高って感じ〜」
「どんこちゃん含めてみんな食い意地ばっかりじゃない。私はね。あの動くぬいぐるみ。いつまででも遊んでいられるしクレオ様も一緒に遊んでくれるよ。ジョロミはね〜クレオ様と遊ぶのだーいすき」
「私たちだって負けてねぇ。この前食べたケーキ最高だったよな」
「あらあらクレハも食い意地じゃない。私はねやっぱり隷属の首輪を華麗に取り外すクレオ様のお姿かしら。みんなを助けてくれて感謝と共にこの御方に身も心も捧げようって思ったもの」
「リンダの気持ちわかります。私たちもあのくそ魔王の洗脳から華麗に救ってもらって。尚且つ汚れた私たちを存外に扱ったりせず1人の女性として大切に扱ってくれるクレオ様の懐の広さに惹かれましたもの」
「リコルの言う通りだな。私もあれで魔王なんかよりクレオ様をお支えしようと思ったもん。でもこの前のアリッサのハッタリには驚いたけどな。でも今聞いててわかったよ。みんなこれだけクレオ様のこと好きなんだもんな独り占めしようとして悪かったよ」
「私は独り占めできるならしたいです。クレオ様のことは小さい時からお側で見守ってきました。私が1番だという自負もあります」
そういうとリリが頭を優しく撫でてくれた。
「えっリリ何してるんですか?」
「いや不安なんだなと思って、でも安心して玲王様の1番は間違いなくアリッサだよ。それは多分ここにいるみんなそう思ってるよ。だからどっしりと構えててね」
「はっはい」
「はぁ〜いメルで〜す。マジクレオ様離してくれないし〜。でもおかげでこんなに可愛い巻き髪にしてもらえたしラッキーって感じ〜」
「メル、ダメですよ。私たちはまだここでは新人なのですから失礼です。すいませんクレオ様が作ってくださったフリルスカートとメイド服の着方が分からず着付けしてもらっていました」
着付けと聞き沸々と怒りが込み上がって来たのは私だけではなく、そこにいた全員カーミラに詰め寄りました。
「着付けとはどういうことかなぁ」
リリの威圧に気圧されたカーミラ。
「も、も、も、もちろん服の上からです。どういう着方をしたらいいのかを教えていただいていただけです」
それを聞き安心したリリは今度はメルに詰め寄って行きました。
「巻き髪ってのは1人ではできないの玲王様の手を煩わせないといけないのかなぁ。そこんとこどうなのよ」
リリの言葉に気圧されることもなくメルは言ってのける。
「えっ可愛い髪型にしてもらえるなら普通してもらいたくない。うちだってさクレオ様のこと大好きだし。こっちのが可愛いよって言われたらやってもらいたくなるっしょ。好きな人の前で可愛い自分でいたいって思うのはいけないことかなぁ」
「うっ」
リリが何も言い返せないなんて初めて見た。
でも確かに私だってクレオ様のそばにいる時は可愛い自分でいたい。
「みんなで集まってここで何してるの?」
不意にクレオ様に話しかけられて全員が戸惑う。
「まぁいいや。朝食作ったんだけど食べる人!」
全員揃って「はーい」だってクレオ様の手作り料理これに勝る至福の時間はないもんね。
「元気があってよろしい。じゃあこっちにおいで、アリッサは中央の僕の隣の席ね」
ニコリと微笑みながらクレオ様の隣の席に座る。
「今日の朝食はね〜パンケーキだよ」
ほんのりバターが効いてて蜂蜜の甘いシロップがかかっていて苺やバナナや生クリームまで乗っている。
上手くないわけがない。
すっかりクレオ様の料理の虜になりつつある。
「アリッサ、口元にクリーム付いてるよ。取ってあげるね」
口元についてるクリームを指で取ってそのまま口元に運ぶクレオ様。
「間接キスになっちゃったね」
その言葉でポッと顔を赤らめていく私。
クレオ様〜お願いだからこれ以上私に独占欲を植え付けないで〜。
第1回クレオ様ファンクラブの集いはこうして終わった。
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