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魔族に転生したので魔族の頂点を目指したいと思います!  作者: 揚惇命
2章 幼年期〜魔族教育

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第12話 ダンジョンの最深部

【クレオ視点】


ゴブリンの群れが現れるとレオンダイト父様が呟いた。


「やはりダンジョンボスが複数いるのか。本来は5階層毎にダンジョンボスが出現するのだがこのダンジョンは同じフロアに複数のダンジョンボスが混在している。どうりで外に出てくる魔物の量も桁違いな訳だ。現れたゴブリンの群れを駆逐するぞ」


僕たちはレオンダイト父様の言葉に頷くとゴブリンの殲滅を開始する。


減ってくると奥から一際大きなゴブリンが現れる。


「くっ今度はゴブリンキングの他にサイクロプスにオーガの群れだと」


リリが飛び出していきゴブリンキングの首元を引きちぎり、サイクロプスを爪で切り裂き、オーガの群れを尻尾で薙ぎ払い殲滅した。


全員2度目の唖然(笑)


リリはキラキラと期待した目で僕を見て周りをウロウロする。


わかってるよたくさん撫で撫でして褒めてあげよう。


「お〜ヨシヨシ。リリ、凄いぞ〜」


「凄いなんてものではない。さすがヘルハウンドと言うべきか。ダンジョンボスをあんなに簡単に引きちぎり、周りのものまで殲滅するなんて」


レオンダイト父様も驚嘆している。


少し進むとまた広い空間に出て、今度はスライムの群れが現れた。


クレハとリンダが固まったまま動かない。


「いや〜スライムだけはいや〜」


アリッサが意気揚々とスライムの群れに突撃してジェル塗れになって帰ってきた。


「クレハとリンダの気持ちがわかりました。スライムはもういや〜」


「はぁ〜これだから人族は、スライム相手にはこうするのよ」


そう言うとリコルとエキナが魔法を唱えてスライムを殲滅する。


レオンダイト父様も火の魔法にて焼き払い手分けして殲滅が完了すると奥からスライムに冠を付けたような個体が出てきた。


「スライムキングとリザードマンにラミアにハーピーだと。こんだけの魔物が共に群れるなんて。しかし様子が変だ奥から逃げてくるようにこっちに向かってきた感じだな。だが先ずは目の前のコイツらを殲滅するのみ」


レオンダイト父様の言葉を聞くや否やリリが飛び出しスライムキングに極大の火の玉をぶつけ溶かし尽くし、リザードマンを爪で切り裂き、ラミアを尻尾で叩きつけ、ハーピーには一直線に伸びる雷のビームで殲滅してしまった。


みんな唖然となり「リリちゃんには絶対に逆らわないと」と呟いている。


二度あることは三度あるとは言うけどこれはほんとどう反応したら良いかわかんないよね。


リリがフルボッコにしちゃうからどんな魔物か僕もほとんどわからないままだし。トホホ。


リリはそんなのどこ吹く風と相変わらずキラキラと期待した目で僕の周りをクルクル回っている。


「よーしよしリリ凄いぞ〜でも褒めて欲しいからってあんなに簡単にフルボッコにしたら僕が魔物について全くわからないままじゃないか」


リリはクゥーンと落ち込みつつも得意げに言う。


「玲王様の手を煩わせるのは全て私にとっての殲滅対象だもん。私はわるくないも〜ん」


そうだったこっちのリリとは話せるんだった。


拗ねてしまったリリには後で美味しいご飯で機嫌直してもらうとして、さぁ最新部だ。


ミルルの言うサプライズって何だろう?


やがて大きなとぐろを巻いているシルエットが浮かび上がると語りかけてくる。


わらわの眠りを妨げるのはぞ。えっこの匂いは玲王れお様なのじゃ」


僕のことを玲王呼びってことは十中八九現実世界繋がりだ。


とぐろを巻いている時点であの娘だ。


「こんなところで会えるなんてね。マフラン」


僕はシルエットに名前を呼び近づき抱き付く。


「玲王様〜お会いしとうございましたのじゃ。探しても探しても見つからず地中を動いて、このダンジョンに行き着き、疲れたので寝ておりましたのじゃ。戦闘態勢の後ろの方々は誰ぞ」


「あっみんな武器下ろして〜この蛇の魔物は僕の従魔にします」


僕はそう言うと盃いっぱいに血を入れマフランに飲ませて従魔契約をする。


「どんなものより美味しゅうございましたのじゃ」


ペロリと飲み干したマフランをみんなに紹介する。


レオンダイト父様は「ヘルハウンド、ジャッカロープときて、まさかヨルムンガンドとは。全く我が息子ながら末おそろいよ」


リリは嬉しいのだろうマフランに寄り添って身体をくっ付けている。


アリッサたちは驚きながらも口々に「これからよろしくね」と呟いている。


どうやら一時的にヨルムンガンドがダンジョンボスとなっていたらしく。


それが僕の従魔になったことでもう間も無くこのダンジョンは消滅するらしい。


「みんな〜外に向かって全力で走れ〜」


レオンダイト父様の言葉を合図に一斉に外に向かって走り出した。


「イェーイ1位」


そう僕が呟くとみんながっかりとしているが厳密に言うとリリに乗った僕が1位、2位は狼に変身したアリッサ、3位は龍に変身したリンダとエキナそれにマフランが同着。


それ以降はレオンダイト父様、リコル、クレハだった。


「急いで出て来られましたが何かあったのですか?」


フランクリンさんが心配そうに尋ねる。


レオンダイト父様が答えた。


「いえ、皆無事にこのダンジョンを殲滅したのでもう間も無く崩壊すると思います。第一師団の皆様もダンジョンの外から出ないように魔物を食い止めてくださりありがとうございます」


言い終わると後ろでダンジョンが崩壊した。

ここまでお読みくださりありがとうございます。

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