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魔族に転生したので魔族の頂点を目指したいと思います!  作者: 揚惇命
2章 幼年期〜魔族教育

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第4話 世界情勢を学ぼう

【クレオ視点】


僕はアリッサと世話役のクレハとリンダ、それに従魔のリリとミミを連れリッシュ城に向かう。


リッシュ城に着くとバラバラ叔母様が笑顔でお出迎えしてくれる。


「ようこそリッシュ城へクレオちゃん御一行様なのだぁ」


僕はそれを受け代表して挨拶する。


「バルバラ叔母様、この度は我々をお招きくださりありがとうございます。2年間よろしくお願いします」


バルバラ叔母様は僕たちをそれぞれの部屋に案内してくれる。


「クレオちゃんとペットのワンちゃんとウサギちゃんはこっちなのだぁ」


伝説級の従魔をこの歳で抱えてるのを見たら要らぬ誤解を与えかねないとのことで、リリとミミには普段は犬と兎の姿で僕のペットということにしている。


リリア母様からそうしといた方が良いと教えられたからだ。


「アリッサちゃんとクレハちゃんにリンダちゃんはこっちの部屋を使うのだぁ。女3人でガールズトークなんてこともできるのだぁ」


3人は顔を見合わせながら戸惑いの表情を浮かべている。


僕たちは疲れていたこともあり、翌日までグッスリと眠ってしまい起きたのは朝日が登ってくる時間だった。


大きい食堂でみんなで朝食を食べた。


ラットモーグルの肉を焼いただけの簡単料理だ。


嫌いでは無いが現実世界で料理を作り食べていた僕としては焼いただけでは少し物足りないし味付けできればもっと上手くできると思うがこれもこの世界のことがわからない限り調味料などが存在しているのかすらわからないからなぁ。


食は力の源とはよく言ったものだ。


早急に整えるためにも今日からの1年間で世界情勢を完璧に叩き込みできるだけの情報、特に食関連を充実させたい。


朝食を食べ終わると僕たちは大きめの部屋に通されそこにはアーロン叔父様が居て出迎えてくれた。


「よく来たなクレオ、それにアリッサと世話役のお2人さん」


僕は代表して挨拶する。


「アーロン叔父様、この度はお招きくださりありがとうございます。昨日はご挨拶ができず申し訳ございませんでした。2年間よろしくお願いいたします」


アーロン叔父様はそれを聞くと気にしなくて良いというそぶりをして世界情勢についての講義をする。


クレハとリンダは外に出て行こうとしたが僕がそばにいるように頼み一緒に聞いている。


「まず始めに世界情勢についてわかる限り話す。まずは中央から北にかけての広大な領地がドレッド魔王様の治める魔族領だ。北の大きな離れ小島に我々吸血鬼などの不死者と対立するリグレスト聖教国。西のヒメボシ川を挟んで向こう側にエルフたちの住むエルフェアリーナ王国。東のステテコ山脈の向こう側にドワーフたちの住むクラフト共和国がありその近くにホビットたちの住むスモール集落がある。南の広大な領地には聖龍族の住む聖龍の谷、聖龍と竜騎士契約を結んでいるドラグーン空挺団、海に囲まれた小国だが魔法力と技術力が高い枝垂桜海洋公国、騎士たちが住むランスホース帝国、獣人国家の集合体であるビースト連合がある」


これだけ多くの国があるなら調味料に野菜や果物に魚それに米などの穀物この辺りを手に入れられる可能性があるだろう取り敢えず食に関しては一安心だ。


横から声が聞こえる。


アリッサがアーロン叔父様に質問していた。


「アーロン様、ということは私の父や母が居たところもビースト連合だったのでしょうか?」


アーロン叔父様はそれを聞き首を振り答えた。


「いや違う、あそこはな父上が秘密裏に作ったんだよ。ウルファスのためにな。いつか歳を取り吸血鬼じゃないことを知ったウルファスが魔族領に留められるようにな。まぁ兄上が血を与えて寿命を感じさせないようにしていたからウルファスにがそこに住むことは無かったがな。それを滅ぼしたのが魔王様だったんだからよ。誤っても到底許せないだろうよ」


アリッサはアーロン叔父様の言葉を聞き笑顔で言った。


「いえ、私は幼かったし恨んでなんていません。それに今はクレオ様のお姉さんとして側にいられて嬉しいですから」


その告白を聞き耳を真っ赤にする僕にアーロン叔父様が言う。


「ハハハ、なんだクレオその歳でもう唾つけてんのか」


僕はそれを聞き何も言えなかった。


この日はこれで終わり、1ヶ月ほど各国についてさらに詳しい話を聞きアーロン叔父様による世界情勢についての講義は終わった。


話を聞いて分かったのはクラフト王国とスモール集落は職人が多く各国と中立であり魔族領も修繕などでお世話になっているそうだ。


枝垂桜海洋公国は穀物や魚や野菜や果物などが豊富にあり魔族領と相互貿易をしているらしい。


ランスホース帝国は魔族領と接していて何度も攻め込んできては魔族を一定数狩っていくらしい。


ビースト連合は、獣人至上主義を掲げていて度々各国と戦争をしては領土を広げているそうだ。


全くわからないのは聖龍の谷とドラグーン空挺団で双方とも同じ場所にいてるわけではなく空を移動しているらしい。


鑑定のスキルをアーロン叔父様とクレハとリンダに使ってみた。


名前:アーロン・ヴラッド

種族:吸血鬼

武器系統:刀剣系A長柄系S近接系A連結系A遠隔系-投擲系-格闘系A

魔法適正:火A水-雷A風-土-闇A光-特殊-

スキル:眷属契約、蓮撃、火魔法、雷魔法、闇魔法、槍術芸者、血の盃


名前:クレハ

種族:鬼人族

武器系統:刀剣系-長柄系-近接系S連結系-遠隔系-投擲系-格闘系-

魔法適正:火-水-雷-風-土S闇-光-特殊-

スキル:隷属、鬼に金棒、土魔法、火事場の馬鹿力


名前:リンダ

種族:竜人族

武器系統:刀剣系S長柄系-近接系-連結系-遠隔系-投擲系-格闘系-

魔法適正:火S水-雷-風S土-闇-光S特殊-

スキル:隷属、刀一筋、火魔法、風魔法、光魔法、龍型変身


アーロン叔父様は接近武器を使いながら魔法で遠距離もできるバランス型。


クレハとリンダは特定の武器を極めている特化型だ。


明日からはバルバラ叔母様のところで人形作りを学ぶ。


ワクワクしながら眠りについた。

ここまでお読みくださりありがとうございます。

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