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第79話 親密な関係

「フラ~ウ!フラウは居る~!!」

「お呼びでしょうか?お嬢様…」


ああ!久しぶりのこのやり取り…物凄く落ち着くわ♪


あれから、お父さん達に2、3日後には帰って来る事を約束して戻ってきた。

エレンちゃん達が向こうにも興味を持ってくれたら嬉しいんだけど。

今度からは小旅行的な気分で観光地巡りなんかも良いかもしれない。


取り敢えず、今日は美来をこっちに召喚する事になっている。

フラウにも私の事情を説明してある。

説明した後の第一声が「やっぱり悪魔だったんだ…」には、流石の私も心に大ダメージを負った。

罰として、フラウに甘い言葉を囁かせながら、私の頭を撫でさせてダメージの回復に努めた。



「今日は、あっちから私の妹を喚ぶわ!しっかりともてなして頂戴」

「…畏まりました」

「心配しなくても大丈夫よ。至って普通の子の筈だから…」

「…身内なんですよね?」

最近は、私が普通の子と思い込もうとしているのかもしれない。

でも、私は普通なのに何故…



召喚!

来なさい、美来!!



部屋に美来が現れた。

まず部屋をキョロキョロして、私を…スルーして、フラウをロックオンした!


「イケメン!!!」

「ひい!!」

急に美来が叫んだから、フラウが驚いてしまった。


「美来、まずは自己紹介しなさい」

「ごめんなさい。私は綾…こっちではアーシャの妹の美来と申します。今日は宜しくお願いします!」

「こちらこそ、驚いてしまい申し訳ありません。私はフラウと申します。お嬢様の執事をやらせて頂いております」

「イケメン執事!?何その羨ましい状況!!」

「それに、私とフラウは親密な関係と言っても過言ではないわ!」

「お嬢様!そ、それは…!!」

フラウが慌てだした。どうしたのかしら?

仲が良いのを強調して言ってみたんだけど。


「お姉ちゃん!嘘つきは泥棒の始まりだよ!!」

「嘘なんてついてないわよ!ねえ、フラウ?」

「私は…、私は………うわあああ!!」

フラウが叫び声を上げて部屋から出ていった…


「…お姉ちゃん、何したの?」

「心当たりはありまくるけど、あんなに逃げ出す様な事は何も…」

「お姉ちゃんは世界が違っても相変わらずだね…」

美来が呆れ返っている!


気を取り直して…

ここは、アーシャとしての威厳を見せるしかないようね。


「ニル~!ニルは居るかしら!!」

「ご主人様!おかえりなさいませ♪」

私に呼ばれたニルは久しぶりに会ったからかも知れないが、それはもう嬉しそうに笑顔で返事をした。


「ご主人様!?それにこの子めちゃくちゃ可愛いんだけど!」

「私とニルは師弟の関係でもあるのよ」

「はい!手取り足取り色んな事を教えて貰っています!!」

「手取り足取り腰取り!?」

そこまでは言っていない…


「私が強い所を見せてあげるわ!」

私とニルの組手を見せれば、改めて「凄い!お姉ちゃん♪」となる筈だわ!









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